恵比寿・広尾で腰痛にお悩みの方へ|病院で異常なし・慢性腰痛を根本原因から分析|さくま整体院(接骨院併設)

恵比寿・広尾で腰痛にお悩みの方へ|原因・評価・セルフケアを理学療法士が解説
腰痛が続いていると、「このまま悪化しないだろうか」「病院で異常なしと言われたのに、なぜ痛いのだろう」「整体やマッサージを受けても繰り返すのはなぜだろう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
腰痛は、腰の筋肉や関節だけで起こるとは限りません。股関節、胸郭、足首、姿勢、歩き方、仕事中の動作、睡眠、活動量など、複数の要因が関係していることがあります。
そのため、腰痛だからといって最初から原因を一つに決めつけるのではなく、症状が出る動作や生活背景を確認し、身体全体を評価することが大切です。
恵比寿・広尾にあるさくま整体院(接骨院併設)では、痛い場所だけを施術するのではなく、理学療法士・柔道整復師の視点から身体全体を評価します。評価によって仮説を立て、施術前・施術中・施術後の反応を確認しながら、必要に応じて施術方針を修正します。
恵比寿・広尾で腰痛について相談したい方へ
初回施術 4,980円(通常8,500円)/予約優先制
病院で大きな異常がないと言われた腰痛、デスクワークによる腰の負担、繰り返すぎっくり腰などについてご相談いただけます。
このような腰痛のお悩みはありませんか?
- 長時間のデスクワークで腰が重くなる
- 朝起きたときに腰が痛い、または動かしにくい
- 立ち上がるときや前かがみになると痛む
- 病院の画像検査では大きな異常がないと言われた
- マッサージを受けても、しばらくすると腰痛が戻る
- ぎっくり腰を繰り返している
- お尻や脚に痛み、しびれを感じることがある
- 運動した方がよいのか、休んだ方がよいのかわからない
- 腰をかばううちに、股関節や膝まで気になってきた
- 自分に合ったセルフケアを知りたい
腰痛とはどのような症状なのか
腰痛は、一般的に肋骨の下からお尻付近までの範囲に感じる痛みや重さ、張り、動かしにくさなどの総称です。腰だけに症状が出る場合もあれば、お尻や脚の痛み・しびれを伴う場合もあります。
腰痛は、症状が続いている期間によって、急性腰痛、亜急性腰痛、慢性腰痛などに分けられます。一般的には、発症から4週間未満を急性、4週間以上3か月未満を亜急性、3か月以上続くものを慢性とする分類があります。
ただし、期間だけで状態を判断することはできません。同じ慢性腰痛でも、動作の影響が強い方、生活習慣が関係している方、不安や睡眠不足などが重なっている方では、必要な対応が異なります。
特異的腰痛と非特異的腰痛
腰痛は、医療機関の診察や検査によって原因となる病気を特定できる「特異的腰痛」と、画像検査だけでは症状の原因を一つに絞りにくい腰痛に分けて考えられることがあります。
特異的腰痛の背景には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨折、感染症、腫瘍、内臓疾患などが含まれます。これらが疑われるときは、整体や接骨院で判断せず、整形外科などの医療機関で診察を受けることが重要です。
一方、画像検査で大きな異常が見つからなくても、腰痛が存在しないという意味ではありません。関節や筋肉の状態、身体の使い方、活動量、睡眠、心理社会的要因などが複雑に関係している可能性があります。
「画像に異常がない=何も問題がない」とは限りません。
画像検査は骨や椎間板などを確認するうえで重要ですが、日常生活でどのように身体を動かしているか、どの動作で症状が変化するかまでは画像だけで判断できません。そのため、医学的な検査と身体機能の評価には、それぞれ異なる役割があります。
腰痛の医学的な原因として考えられていること
腰痛の原因や関連要因は一つではありません。腰椎の関節、椎間板、筋肉、神経などに加え、仕事や生活での負担、運動不足、睡眠、ストレスなどが重なっている場合があります。
腰の筋肉や関節への負担
長時間同じ姿勢で過ごすことや、前かがみの姿勢を繰り返すことにより、腰まわりの筋肉や関節に負担が集まることがあります。
ただし、「姿勢が悪いから腰痛になる」と単純に決めつけることはできません。同じ姿勢でも痛みが出ない方もいるため、姿勢そのものだけでなく、一つの姿勢を続ける時間、休憩の頻度、身体を動かす量なども含めて考える必要があります。
椎間板や神経の影響
腰椎の間にある椎間板や、腰から脚へ向かう神経が刺激されることで、腰痛や脚の痛み、しびれが現れる場合があります。
特に、脚に力が入りにくい、しびれが急速に強くなる、歩行が難しくなるなどの症状がある場合は、早めに整形外科へ相談してください。
活動量の低下
痛みがあると動くことが不安になり、活動量が減りやすくなります。しかし、長期間ほとんど身体を動かさない状態が続くと、筋力や持久力が低下し、以前なら問題のなかった動作でも負担を感じやすくなることがあります。
腰痛があるすべての方に同じ運動が適しているわけではありませんが、状態に合わせて少しずつ活動量を戻すことは、慢性腰痛の管理や再発予防を考えるうえで大切です。
睡眠やストレスなどの心理社会的要因
慢性的な腰痛には、身体的な要因だけでなく、睡眠不足、仕事上のストレス、痛みに対する強い不安、過去の痛みの経験などが関係することがあります。
これは「気のせい」という意味ではありません。痛みは、身体の組織だけでなく、神経系や心理状態、生活環境などの影響を受ける複雑な体験です。
そのため、慢性腰痛を考えるときは、痛む場所だけでなく、睡眠、仕事内容、活動量、痛みに対する不安なども確認する必要があります。
腰だけでなく身体全体を評価する理由
身体は複数の関節が連動して動いています。腰を曲げる、物を持つ、歩く、立ち上がるといった動作も、腰だけで行われているわけではありません。
股関節、胸郭、足首などが十分に動かない場合、その不足した動きを腰で補うことがあります。反対に、腰をかばうことで股関節や膝に負担が移る場合もあります。
股関節と腰痛の関係
床の物を拾う、椅子から立ち上がる、階段を上るといった動作では、股関節の動きが重要です。
股関節が十分に曲がらない場合や、お尻の筋肉をうまく使えない場合には、本来は股関節で行いたい動きを腰が補い、腰への負担が増えることがあります。
ただし、股関節が硬いことだけで腰痛の原因と断定することはできません。股関節の動きを変えたときに腰の症状がどう変化するかまで確認することが必要です。
胸郭と腰痛の関係
胸郭とは、胸椎、肋骨、胸骨で構成される胸まわりの部分です。身体をひねる、腕を上げる、呼吸するといった動作に関わります。
胸郭の回旋や伸展が少ないと、振り向く動作や腕を上げる動作を腰で補うことがあります。デスクワークで背中を動かす機会が少ない方では、胸郭の動きも評価対象になります。
足首と歩き方の関係
歩行やしゃがむ動作では、足首の動きも必要です。足首が動きにくい場合には、膝、股関節、骨盤、腰の動き方が変化することがあります。
腰痛があるからといって、すべての方に足首の施術が必要なわけではありません。歩行やしゃがむ動作を評価し、足首の動きを変えた際に腰への負担が変化するかを確認します。
腹圧と体幹の働き
腹圧とは、腹部の内側に生じる圧力です。呼吸に関わる横隔膜、腹筋群、背部の筋肉、骨盤底筋群などが協調して働くことで、体幹を支えます。
腹筋を強く固めればよいというものではありません。呼吸を止めず、必要な場面で適切に力を使えるかが重要です。
腹圧については、腰痛と腹圧の関係を解説した記事も参考にしてください。
腰痛の患者様によくみられるケース
長時間のデスクワークで腰が重くなるケース
恵比寿周辺で働く方から多く伺うのが、長時間のデスクワークによる腰の重さや痛みです。
この場合、座っている姿勢だけでなく、連続して座っている時間、椅子や机の高さ、休憩の取り方、股関節や胸郭の動き、仕事後の活動量などを確認します。
「正しい姿勢をずっと保つ」ことより、同じ姿勢を続けすぎないことが大切な場合もあります。30~60分を目安に、一度立ち上がる、数歩歩く、呼吸しながら背中を動かすなど、短い休憩を取り入れてみましょう。
朝起きたときに腰が痛むケース
朝の腰痛には、寝具、寝返りの回数、前日の活動量、睡眠時間、起床直後の身体のこわばりなどが関係していることがあります。
起床時に痛みがあっても、動いているうちに軽くなる場合と、時間が経つにつれて悪化する場合では、考えられる状態が異なります。
朝のこわばりが長時間続く、発熱や強い倦怠感を伴う、安静にしていても強く痛む場合は、医療機関へ相談してください。
ぎっくり腰を繰り返すケース
ぎっくり腰は、急に強い腰痛が現れる状態の一般的な呼び方です。重い物を持ったときだけでなく、顔を洗う、立ち上がる、靴下を履くなど、日常的な動作をきっかけに起こることもあります。
痛みが落ち着いた後も、再発への不安から身体を過度に固めたり、必要以上に動作を避けたりすると、活動量が低下することがあります。
再発予防では、股関節を使って物を持つ練習、身体に合った体幹運動、仕事や家事での負担の調整などを段階的に行うことが重要です。
詳しくは、恵比寿・広尾でぎっくり腰にお困りの方へもご覧ください。
病院で異常なしと言われたものの、腰痛が続くケース
画像検査で重い病気や明らかな構造上の問題が確認されなかったことは、重要な情報です。一方で、画像に大きな異常がなくても、動作時の痛みや生活上の不便が残ることはあります。
このような場合には、どの動きで痛むか、姿勢や動作を変えると症状が変化するか、股関節や胸郭などの動きが腰に影響しているかを評価します。
症状が長引いている場合や変化している場合は、必要に応じて再度医療機関へ相談することも大切です。
当院が腰痛に対して大切にしている考え方
さくま整体院(接骨院併設)では、腰痛の原因を最初から「骨盤のゆがみ」「筋肉の硬さ」「姿勢の悪さ」など一つに決めつけません。
まず患者様のお話を伺い、身体を評価し、現在考えられる仮説を立てます。そのうえで施術や運動を行い、身体の反応を再評価します。
当院の基本的な考え方
- 痛い場所だけをみない
- 身体全体の動きと生活背景を評価する
- 原因を一つに決めつけない
- 評価結果をもとに仮説を立てる
- 施術中にも身体の反応を確認する
- 施術後に再評価する
- 反応が想定と異なる場合は仮説を修正する
- 施術だけに依存せず、運動療法を取り入れる
- 患者様が自分で取り組めるセルフケアを大切にする
- 痛みの軽減だけでなく、再発予防を目指す
腰痛は、同じ診断名や似た症状であっても、一人ひとり状態が異なります。全員に同じ施術や同じ運動を行うのではなく、評価を繰り返しながら内容を調整します。
院長自身のリハビリ経験から学んだこと
院長の佐久間裕二は、交通事故による膝の大けがを経験し、手術と長期的なリハビリに取り組んできました。
けがをした部位だけをみるのではなく、歩き方、股関節や足首の動き、筋力、身体の使い方まで見直す必要があることを、自身の経験を通して学びました。
また、手術や施術を受けるだけではなく、自分自身で運動療法やセルフケアを続ける重要性も実感しています。現在も身体の状態を評価しながら、トレーニングやセルフケアを継続しています。
この経験があるからこそ、患者様に一方的に施術を行うのではなく、現在の状態や評価結果を共有し、一緒に方針を考えることを大切にしています。
さくま整体院で行う腰痛の評価
当院における評価は、施術前に一度行って終わるものではありません。施術前・施術中・施術後に身体の反応を確認し、必要に応じて仮説や施術内容を修正します。
1.問診と医療機関の受診歴の確認
症状が始まった時期、きっかけ、痛みが出る動作、楽になる姿勢、時間帯による変化、これまでに受けた検査や治療などを伺います。
また、以下のような情報も重要です。
- 過去のけがや手術歴
- 仕事内容と一日の姿勢
- スポーツや運動習慣
- 睡眠時間と睡眠の状態
- 痛みに対する不安
- 日常生活で困っている動作
- 今後できるようになりたいこと
2.痛みが出る動作の評価
前屈、後屈、身体をひねる動作、立ち上がり、歩行などを行い、どの動作で症状が変化するかを確認します。
痛みがある動作を無理に繰り返すことはありません。安全な範囲で確認し、必要に応じて動作の方法を変えたときの反応を評価します。
3.股関節・胸郭・足首などの評価
腰以外の関節の動きや筋力も確認します。
- 股関節を曲げる、伸ばす、ひねる動き
- 胸郭の回旋や伸展
- 足首の動き
- 左右の動きの違い
- 痛みをかばう動作の有無
動きに制限があったとしても、それだけで原因とは判断しません。その動きを変えたとき、腰の症状や動作がどう変わるかまで確認します。
4.姿勢と歩行の評価
立っている姿勢、座っている姿勢、歩行時の身体の動きを確認します。
姿勢の見た目だけで良い・悪いを判断するのではなく、その姿勢が症状と関係しているか、姿勢を変えたときに症状が変化するかを評価します。
5.呼吸・腹圧・体幹機能の評価
呼吸を止めずに体幹を支えられるか、手足を動かした際に腰を過度に反らしたり固めたりしていないかを確認します。
腹筋の強さだけではなく、呼吸と体幹の力を動作に合わせて調整できるかが重要です。
6.施術中の評価
手技や運動を行った後、その都度、痛み、可動域、立ち上がり、歩行などを確認します。
施術によって身体の反応が変われば、その結果は仮説を検討するための情報になります。反応が乏しい場合には、別の要因を考え、評価や施術内容を見直します。
7.施術後の再評価
施術後には、施術前に確認した動作を再度行います。
- 痛みの強さや範囲は変化したか
- 動かしやすさは変化したか
- 立ち上がりや歩行は変化したか
- 腰以外の部分を動かしたことで症状が変化したか
- 自宅で行う運動が適切か
一回の変化だけで状態を判断せず、次回来院時にも反応を確認します。日常生活に戻った後の経過も含めて評価を続けます。
評価は「原因を当てるため」だけに行うものではありません。
安全性を確認し、現在の状態を整理し、施術や運動の方向性が適切かを確かめるために行います。評価によって得られた情報は、患者様にもわかりやすくご説明します。
腰痛に対する施術と運動療法
当院では、評価結果をもとに、必要と考えられる施術や運動療法を組み合わせます。
すべての施術を一度に行うわけではありません。また、機器や手技を使用すること自体を目的とせず、施術前後の反応を評価しながら選択します。
手技療法
腰まわりだけでなく、評価によって関係が考えられる股関節、胸郭、臀部などに対して手技を行うことがあります。
刺激の強さは状態に合わせて調整します。強い刺激ほど良いという考え方ではなく、施術後の動きや症状の変化を確認します。
ラジオ波を用いた施術
筋肉や軟部組織へのアプローチの一つとして、ラジオ波機器を使用する場合があります。
適応を確認したうえで使用し、妊娠中の方、ペースメーカーなどの医療機器を使用している方、感覚障害がある方などには使用できない場合があります。
ハイボルテージ電気施術
症状や身体の状態に応じて、電気施術を選択することがあります。使用前に禁忌事項や既往歴を確認します。
電気施術だけで腰痛の原因が解決すると考えるのではなく、動作の評価や運動療法と組み合わせて使用します。
トムソンベッドを用いた施術
身体への負担に配慮しながら施術を行うため、トムソンベッドを使用することがあります。
骨盤や背骨を見た目だけで整えることを目的とせず、施術後に立ち上がりや歩行などを再評価します。
運動療法
慢性腰痛や再発を繰り返す腰痛では、施術を受けるだけでなく、ご自身で身体を動かすことが重要になる場合があります。
運動療法では、以下のような課題に取り組みます。
- 股関節を使って立ち上がる練習
- 呼吸を止めずに体幹を支える練習
- 胸郭を動かす運動
- 歩行や片脚立ちの練習
- 物を持ち上げる際の身体の使い方
- 仕事やスポーツに必要な動作練習
患者様の体力、生活環境、目標に合わせて、継続しやすい内容をご提案します。
腰痛の施術例
以下は、腰痛の評価や施術の考え方をわかりやすくお伝えするため、個人が特定されないよう内容を調整した一例です。同じような症状でも状態や経過は異なります。
デスクワーク中の腰痛に悩んでいた方
来院時:長時間座った後に腰が重くなり、立ち上がる際に痛みを感じていました。整形外科で画像検査を受け、大きな異常はないと説明されていました。
評価:腰を反らす動作に不安があり、股関節を伸ばす動きと胸郭の動きが少なくなっていました。また、椅子から立ち上がるときに、股関節よりも腰を先に動かす傾向がみられました。
仮説:長時間の座位に加え、立ち上がり時に股関節を十分に使えず、腰へ負担が集まっている可能性を考えました。
施術:股関節と胸郭の動きに対する手技を行い、立ち上がり動作を再評価しました。その後、股関節を使って立ち上がる運動を行いました。
セルフケア:仕事中に定期的に立つこと、呼吸をしながら胸郭を動かす運動、椅子からゆっくり立ち上がる練習をご提案しました。
経過:来院ごとに、仕事中の症状と立ち上がり動作を再評価しました。日による変動も確認しながら、運動内容と実施回数を調整しました。
ぎっくり腰を繰り返していた方
来院時:過去に複数回の急性腰痛を経験し、荷物を持つ動作に強い不安を感じていました。来院時には強い急性症状は落ち着いていました。
評価:痛みを避けるため身体全体を固める傾向があり、物を持つ際に股関節を曲げず、腰から前へ倒れる動作がみられました。
仮説:過去の痛みへの不安により、動作が過度に硬くなり、腰へ負担が集中している可能性を考えました。
施術:腰と股関節周囲の状態を確認しながら手技を行い、痛みの出ない範囲でヒップヒンジと物を持ち上げる練習を実施しました。
セルフケア:軽い負荷から始めるヒップヒンジ、呼吸練習、日常の歩行をご提案しました。
経過:痛みの有無だけでなく、動作に対する不安や、できるようになった活動を確認しながら運動負荷を調整しました。
施術による反応や経過には個人差があります。症例は、同様の経過や結果を保証するものではありません。
自宅で取り組める腰痛セルフケア
セルフケアは、痛みを我慢して行うものではありません。以下は一般的な方法であり、すべての腰痛に適しているわけではありません。
強い痛み、脚のしびれや筋力低下、発熱、外傷後の痛みなどがある場合は、運動を始める前に医療機関へ相談してください。
1.こまめに姿勢を変える
腰痛対策では、理想的な姿勢を長時間維持し続けることより、一つの姿勢を続けすぎないことが大切です。
- 30~60分程度を目安に一度立ち上がります。
- 無理のない範囲で数歩歩きます。
- 肩の力を抜き、ゆっくり呼吸します。
- 痛みが強くなければ、背伸びや軽い屈伸を行います。
一度に長く運動することが難しい方は、1~2分の短い休憩を複数回取り入れてみましょう。
2.呼吸を使った体幹エクササイズ
- 仰向けになり、両膝を立てます。
- 肩や腰に余分な力が入らない位置を探します。
- 鼻からゆっくり息を吸います。
- 口から細く長く息を吐きます。
- 息を吐くときに、お腹まわりが自然に働く感覚を確認します。
- 呼吸を止めずに5回程度繰り返します。
腰を床へ強く押しつけたり、お腹を限界までへこませたりする必要はありません。
3.四つ這いで背中を動かす運動
- 両手と両膝を床につき、四つ這いになります。
- 息を吐きながら、背中を無理のない範囲で丸めます。
- 息を吸いながら、背中をゆっくり戻します。
- 腰だけを大きく反らさず、背中全体を動かします。
- 5~10回程度行います。
動作中に腰痛や脚のしびれが強くなる場合は中止してください。
4.股関節を使うヒップヒンジ
- 足を腰幅程度に開いて立ちます。
- 膝を軽く曲げます。
- 背中を過度に丸めず、お尻を後ろへ引きます。
- 股関節が曲がる感覚を確認します。
- お尻と太ももを使って元の姿勢へ戻ります。
- 5~10回程度行います。
物を持ち上げる動作の練習にもなりますが、最初から重い物を持って行わないでください。
5.無理のない範囲で歩く
歩行は、特別な道具を使わずに行える活動です。痛みの状態に合わせて、短い時間から始めます。
- 最初は5~10分程度から始める
- 痛みが強くなる前に終了する
- 翌日に症状が大きく増えない範囲で調整する
- 一度に長く歩けない場合は、複数回に分ける
歩くほど良いということではありません。症状や体力に合わせて時間や速さを調整してください。
セルフケアを中止する目安
- 運動中に鋭い痛みが出る
- 脚の痛みやしびれが広がる
- 運動後も強い症状が長時間続く
- 力が入りにくくなる
- めまい、吐き気、冷や汗などが出る
これらがある場合は運動を中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。
腰痛の再発予防で大切なこと
腰痛の再発予防は、腰を常に守り続けることではありません。日常生活や仕事で必要な動作に耐えられるよう、身体を段階的に準備することが大切です。
痛みだけでなく「できること」を確認する
慢性腰痛は、毎日同じように変化するとは限りません。楽な日もあれば、一時的に症状が戻る日もあります。
痛みの強さだけで判断せず、次のような変化も確認しましょう。
- 座っていられる時間が延びた
- 朝の支度が行いやすくなった
- 歩ける距離が増えた
- 荷物を持つ不安が減った
- 仕事後の疲労が軽くなった
- 自分で症状を調整できるようになった
運動を継続できる量に調整する
運動療法は、一度にたくさん行うより、生活の中で無理なく継続できる内容にすることが重要です。
症状が落ち着いた日に急激に運動量を増やすと、翌日に負担が残ることがあります。現在の活動量を基準に、少しずつ時間や回数を増やしましょう。
睡眠と休養を見直す
睡眠不足や疲労の蓄積は、痛みの感じ方に影響することがあります。就寝時間、起床時間、寝る直前のスマートフォン使用、日中の活動量などを見直すことも腰痛管理の一部です。
仕事環境を定期的に調整する
デスク、椅子、モニター、キーボードの位置を身体に合わせて調整します。ただし、環境を一度整えれば十分というわけではありません。
在宅勤務と出社で環境が異なる方も多いため、それぞれの場所で無理の少ない姿勢と休憩方法を検討しましょう。
腰痛があるときに注意したいこと
長期間の安静を続けない
強い急性腰痛では、一時的に休息が必要なことがあります。しかし、重い病気や骨折などが除外されている場合、長期間にわたり安静を続けることで体力が低下する可能性があります。
痛みの状態に合わせて、可能な範囲で日常動作や歩行を少しずつ再開することが検討されます。
痛みを我慢して強いストレッチをしない
「硬いから伸ばさなければならない」と考え、強い痛みを我慢してストレッチを続けると、かえって症状が増す場合があります。
伸ばしている感覚と痛みは区別し、鋭い痛みや脚へ広がる症状が出る場合は中止してください。
自己判断で原因を決めつけない
インターネット上には「腰痛の原因は骨盤」「腹筋が弱いから」「反り腰だから」など、さまざまな情報があります。
それらが一部の方に関係する可能性はありますが、すべての腰痛に当てはまるわけではありません。症状が続く場合は、医療機関での診察や身体機能の評価を受けることをご検討ください。
病院・整形外科・整体・接骨院の役割
腰痛について相談できる場所には、それぞれ異なる役割があります。どこか一つだけを選ぶのではなく、症状に応じて使い分けることが大切です。
病院・整形外科
医師による診察、診断、画像検査、血液検査、薬の処方、注射、手術適応の判断などを行います。
強い痛み、しびれ、筋力低下、外傷、発熱、夜間痛などがある場合は、まず整形外科などの医療機関へ相談してください。
接骨院
柔道整復師が、捻挫、打撲、挫傷などの外傷に対して施術を行います。健康保険の対象となる範囲は、原因が明確な急性または亜急性の外傷などに限られます。
慢性的な腰痛や疲労に対する施術は、原則として健康保険の対象外です。
整体院
姿勢や動作、身体機能の評価、手技、運動指導などを行います。医療機関ではないため、病気の診断、薬の処方、画像検査などはできません。
当院では対応範囲を超える可能性がある場合、医療機関の受診をおすすめします。
さくま整体院は接骨院を併設していますが、保険適用の可否は症状や受傷状況によって異なります。慢性腰痛に対する整体施術は自費となります。
早めに医療機関へ相談した方がよい腰痛
次のような症状は、骨折、感染症、神経の重い障害、内臓疾患などが関係している可能性があります。該当する場合は、整体やセルフケアを優先せず、医療機関へ相談してください。
- 転倒、交通事故、高所からの落下後に強い腰痛がある
- 安静にしていても強く痛む
- 夜間に強い痛みで目が覚める
- 発熱、悪寒、強い倦怠感を伴う
- 理由のわからない体重減少がある
- がん、感染症、骨粗しょう症などの既往がある
- ステロイド薬を長期間使用している
- 脚に急激な筋力低下がある
- 両脚のしびれや感覚低下が強くなっている
- 股の周囲にしびれや感覚の異常がある
- 尿が出にくい、尿や便を漏らすなどの変化がある
- 腹痛、胸痛、息苦しさ、冷や汗などを伴う
排尿・排便の異常、股周囲の感覚低下、急激な脚の筋力低下などがある場合は、緊急性が高いことがあります。速やかに医療機関へ連絡してください。
腰痛の原因を決めつけず、身体全体を評価します
さくま整体院(接骨院併設)では、腰だけを施術するのではなく、症状が出る動作、股関節、胸郭、足首、姿勢、歩行、生活背景まで確認します。
施術前・施術中・施術後に評価を行い、身体の反応に応じて施術や運動療法を調整します。
腰痛についてよくある質問
Q1.病院で異常なしと言われた腰痛でも相談できますか?
はい、ご相談いただけます。画像検査で大きな異常がなくても、動作、股関節や胸郭の動き、活動量などが腰への負担に関係している場合があります。
ただし、症状が悪化している場合や、しびれ・筋力低下などがある場合は、再度医療機関へ相談することをおすすめします。
Q2.腰痛は温めた方がよいですか?
温めることで心地よく感じる場合は、入浴や温熱を取り入れてもよいでしょう。一方、急な外傷直後、腫れ、熱感、発熱などがある場合には適さないことがあります。
温めても症状が強くなる場合は中止してください。
Q3.腰痛があるときは運動しない方がよいですか?
状態によって異なります。強い痛みやレッドフラッグがある場合は運動を控え、医療機関へ相談してください。
重い病気や骨折などが除外されている慢性腰痛では、状態に合った運動や活動の継続が役立つ場合があります。痛みを我慢して強い運動を行う必要はありません。
Q4.コルセットはずっと着けた方がよいですか?
急性期や特定の作業時に安心感を得られる場合がありますが、常に着け続ける必要があるとは限りません。
使用目的や期間については、医師や身体を評価した専門家へ相談してください。
Q5.腰痛には腹筋運動が必要ですか?
腹筋運動が適している方もいますが、全員に同じ運動が必要なわけではありません。
強い上体起こしによって症状が増す場合もあります。呼吸、腹圧、股関節の使い方などを評価し、現在の状態に合った運動を選ぶことが大切です。
Q6.マッサージだけで腰痛はよくなりますか?
手技によって一時的に楽になる方はいます。しかし、仕事中の姿勢、活動量、身体の使い方などが変わらなければ、症状を繰り返すことがあります。
当院では、手技だけでなく、評価、運動療法、セルフケア、生活上の工夫を組み合わせます。
Q7.ぎっくり腰でも施術を受けられますか?
ご相談いただけますが、まず症状の状態と受傷状況を確認します。
転倒や事故後の強い痛み、脚の筋力低下、排尿・排便の異常、発熱などがある場合は、施術よりも医療機関の受診を優先していただきます。
Q8.脚のしびれがあっても相談できますか?
ご相談いただけますが、しびれの範囲、筋力、歩行、症状の変化を確認します。
しびれが急速に広がっている、脚に力が入らない、排尿・排便の異常がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
Q9.何回くらい通えばよくなりますか?
腰痛の状態、続いている期間、生活環境、活動量、目標などによって異なるため、回数を一律にお伝えすることはできません。
初回の評価結果と施術後の反応を確認し、考えられる方針をご説明します。その後も経過を評価し、必要に応じて計画を調整します。
Q10.整形外科へ通院中でも相談できますか?
はい。医師から受けている説明や検査結果、治療内容を確認したうえで、対応可能な範囲をご案内します。
医師から運動や施術について制限を受けている場合は、その指示を優先してください。
Q11.健康保険は使えますか?
原因が明確な急性または亜急性の捻挫、打撲、挫傷などは、接骨院で健康保険の対象となる場合があります。
慢性的な腰痛、疲労、姿勢調整、予防を目的とした整体施術は、原則として自費です。詳しくは来院前にお問い合わせください。
Q12.恵比寿駅・広尾駅からどのくらいですか?
恵比寿駅から徒歩約10分、広尾駅から徒歩約12分です。恵比寿三丁目、広尾、白金周辺からもご来院いただいています。
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参考文献・参考情報
- 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』南江堂、2019年
- 公益財団法人日本医療機能評価機構 Minds「腰痛診療ガイドライン2019」
- Minds「腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン2021 改訂第3版」
- Minds「腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021 改訂第2版」
- 厚生労働省「腰痛予防対策」
- World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults. 2023.
本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。症状が強い場合や不安がある場合は、医師などの医療専門職へご相談ください。
初めての方へ
初回は、現在の症状だけでなく、これまでの経過、医療機関で受けた検査や治療、仕事、運動習慣、日常生活で困っている動作などを伺います。
その後、腰だけでなく、股関節、胸郭、足首、姿勢、歩行、呼吸、体幹機能などを必要に応じて評価します。
評価結果と考えられる仮説をご説明し、同意をいただいたうえで施術や運動療法を行います。施術後には再評価を行い、身体の反応と今後の方針を共有します。
施術内容や通院頻度を一方的に決めることはありません。患者様の目標、生活状況、ご希望を伺いながら一緒に考えます。
ご予約・アクセス
さくま整体院(接骨院併設)
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿3-2-9 光陽ビル101
電話:03-6277-4052
恵比寿駅から徒歩約10分
広尾駅から徒歩約12分
営業時間:平日10:00~13:00、15:00~20:00
土曜日10:00~13:00
休診日:日曜日・祝日
監修者情報
佐久間裕二
さくま整体院(接骨院併設)院長
理学療法士・柔道整復師
理学療法士・柔道整復師として、身体評価、運動療法、解剖学的な視点、再発予防を重視した施術に取り組んでいます。
自身も交通事故による膝の大けが、手術、長期リハビリを経験しました。現在も身体の評価を続けながら、運動療法とセルフケアを継続しています。
痛い場所だけをみるのではなく、身体全体を評価し、仮説と再評価を繰り返しながら、患者様が日常生活や仕事、運動へ戻るための支援を大切にしています。



