こんなお悩みはありませんか?

突然腰に強い痛みが出ると、「このまま動いて大丈夫なのか」「ぎっくり腰なら少し休めばよいのか」「病院へ行ったほうがよいのか」と不安になると思います。

一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる状態は、正式な診断名ではなく、急に起こった強い腰痛を表す通称です。

重い物を持ち上げたときだけでなく、立ち上がったとき、身体をひねったとき、朝起きたときなどに起こることもあります。

大切なのは、最初から「筋肉が原因」「骨盤がずれたから」などと決めつけないことです。どのような状況で痛みが出たのか、腰以外の症状はないか、どの動作ができてどの動作が難しいのかを確認しながら考えていきます。

まず確認していただきたいこと

突然の腰痛の中には、整体や接骨院での施術より先に医療機関で確認したほうがよい場合があります。転倒・交通事故などのあとに強く痛む、脚に急に力が入りにくくなった、排尿・排便の異常がある、発熱を伴う、通常とは違う非常に強い痛みが続くといった場合は、整形外科などの医療機関へご相談ください。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は、急に起こった強い腰痛を表す一般的な呼び方です。

腰の関節、椎間板、筋肉、腱、靱帯など、さまざまな組織が関係する可能性があります。そのため、痛みの場所だけを触って「ここが原因です」と判断できるものではありません。

また、腰痛と一緒に脚の痛みやしびれ、力の入りにくさなどがある場合には、腰椎椎間板ヘルニアなど神経に関係する状態も含めて確認する必要があります。

「ぎっくり腰」という名前だけで判断するのではなく、症状が出た経緯と現在の身体の状態を整理することが重要です。

ぎっくり腰になった直後はどうしたらいい?

強い腰痛が出ると、「まったく動かずに寝ていたほうがよいのでは」と考える方もいます。

もちろん、強い痛みを我慢して無理に動く必要はありません。ただし、重大な症状がなく、立つ・歩くなどができる場合には、必要以上に長期間安静にし続けることが必ずしもよいとは限りません。

まずは、痛みが強くなる動作を避けながら、現在できる範囲を確認します。

  • どの姿勢なら比較的楽か
  • 立つことはできるか
  • 短い距離なら歩けるか
  • 寝返りはどの方向ならしやすいか
  • 座っているほうがつらいのか、立っているほうがつらいのか

「動くか、休むか」の二択で考えるのではなく、身体の反応を見ながら、その時点でできる範囲を探していくことが大切です。

すぐに整形外科などへ相談したほうがよい症状

急な腰痛の多くが重大な疾患によるものというわけではありません。しかし、次のような症状がある場合には医療機関での確認を優先してください。

  • 転倒・転落・交通事故などのあとから強い腰痛がある
  • 脚に急に力が入りにくくなった
  • 脚のしびれや感覚の異常が急激に強くなっている
  • 排尿や排便がしにくいなど、普段と明らかに違う変化がある
  • 発熱を伴っている
  • 安静にしていても非常に強い痛みが続く
  • 時間とともに症状が強くなっている
  • 今まで経験した腰痛とは明らかに違うと感じる

このような場合は、「いつものぎっくり腰だろう」と自己判断せず、整形外科などへご相談ください。

画像検査や医学的な診断が必要かどうかを判断するのは医師の領域です。当院でも、お話や身体の状態を確認し、医療機関での確認を優先したほうがよいと考えた場合には、その旨をお伝えします。

ぎっくり腰は冷やす?温める?

「ぎっくり腰は必ず冷やす」「数日たったら必ず温める」と一律に決める必要はありません。

冷やすことで一時的に楽に感じる方もいれば、温めたほうが身体を動かしやすいと感じる方もいます。

大切なのは、行ったあとに症状がどう変わるかを確認することです。

どちらを行う場合も、長時間続けたり、皮膚に直接強い刺激を加えたりすることは避けてください。冷やしたり温めたりして痛みが強くなる場合には中止しましょう。

ストレッチはしたほうがいい?

発症直後に、痛みを我慢しながら腰を強く伸ばしたり、ひねったりする必要はありません。

「筋肉が硬いから伸ばせばよい」と考えて無理にストレッチをすると、かえって痛みが強くなる場合があります。

症状が少し落ち着いた段階では、必要に応じて股関節や胸郭なども含め、動かせる範囲を少しずつ広げていきます。

当院でも、運動を行う場合は「この運動がぎっくり腰に効くから」という理由だけでは選びません。

実際に行ったあとに、立ち上がり、歩行、前かがみなどがどう変化するかを確認し、その方に必要な方法かを判断します。

コルセットは使ったほうがいい?

コルセットを着けることで、一時的に安心して動けると感じる方もいます。

一方で、腰痛に対してすべての方へコルセットを一律に使用することが推奨されているわけではありません。

使用する場合には、「着けていれば治る」と考えるのではなく、症状や仕事内容、移動などの状況を踏まえて考えることが大切です。

仕事には行っても大丈夫?

仕事を続けられるかどうかは、腰痛の強さだけでなく仕事内容によっても変わります。

例えば、デスクワークと重量物を扱う仕事では腰への負担が異なります。また、同じデスクワークでも長く座るとつらい方もいれば、比較的座っていられる方もいます。

「仕事へ行くか、完全に休むか」だけではなく、可能であれば次のような調整も考えます。

  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 途中で立つ時間を作る
  • 重い物を持つ作業を一時的に減らす
  • 前かがみを繰り返す作業を調整する
  • 可能であれば仕事内容を一時的に変更する

ただし、痛みが非常に強い場合や、脚に力が入りにくいなどの症状がある場合には無理をせず、医療機関への相談を検討してください。

なぜ腰だけでなく身体の動きも確認するのか

ぎっくり腰だからといって、最初から身体全体を細かく検査するわけではありません。痛みが強い時期には、まず安全に確認できる範囲から始めます。

そのうえで必要に応じて、股関節、胸郭、体幹の働き、立ち上がり方、歩き方なども確認します。

これは「股関節が硬いからぎっくり腰になった」「姿勢が悪いから痛くなった」と原因を決めるためではありません。

今どの動きで腰への負担が増えるのか、どのような動きなら比較的行いやすいのか、その後どの機能を取り戻していく必要があるのかを考えるためです。

さくま整体院(接骨院併設)で確認すること

当院では、来院してすぐに腰を強く押したり、全員に同じ施術を行ったりするのではなく、まず症状が出た経緯を伺います。

まずお話を伺います

  • いつ痛くなったのか
  • 何をしているときに痛くなったのか
  • 過去にも同じような腰痛があったか
  • 腰以外に痛みやしびれがないか
  • 現在どの動作が一番つらいのか
  • 仕事・家事・育児・スポーツにどのような影響があるか
  • 医療機関を受診している場合は、その診断や治療の経過

症状名だけではなく、「今何に一番困っているのか」「どういう生活に戻りたいのか」まで共有することを大切にしています。

できる範囲で身体の状態を確認します

痛みを必要以上に強くしない範囲で、立ち上がる、歩く、身体を前へ倒す、身体を起こすなどの動きを確認します。

必要に応じて腰、骨盤周囲、股関節、胸郭、筋力なども確認しますが、発症直後に無理な検査を行うことはありません。

その日の状態で確認できたことから一つの仮説を立て、施術や動き方を試したあと、もう一度同じ動作を確認します。

評価 → 説明 → 実践 → 反応確認 → 再評価

一度の評価だけですべてを決めるのではなく、身体の反応を確認しながら進めます。「なぜこの方法を行うのか」をできるだけ分かりやすくお伝えし、納得いただいたうえで施術や運動を選択します。

ぎっくり腰に対する施術について

施術内容は、痛みの強さ、発症からの期間、身体の動きによって変わります。

痛みが強い時期には、強い刺激を我慢する施術よりも、現在できる動作を確認しながら身体への負担が少ない方法を選びます。

手技療法や物理療法などを用いる場合にも、「この施術で原因を取る」という考え方だけではなく、施術前後で動作や症状がどう変化したかを確認します。

変化が確認できれば一つの選択肢として続け、変化が乏しければ別の可能性も考えます。

また、手技療法だけで終わらず、症状が落ち着いてきた段階では、日常生活や仕事へ戻るために必要な動きや運動も少しずつ取り入れます。

痛みが落ち着いたら何をする?

ぎっくり腰では、「痛みがなくなれば終わり」とは限りません。

特に何度も繰り返している方の場合は、痛みが落ち着いたあとに、普段の活動量、仕事での負担、身体の使い方、筋力、柔軟性などを確認することがあります。

ただし、「筋力不足だから繰り返した」「姿勢が悪いから再発した」と一つに決めることはできません。

その方の生活や目標に合わせ、必要な運動やセルフケアを一緒に考えていきます。

ぎっくり腰を繰り返す方の評価・運動について詳しく見る

慢性的な腰痛もある方へ

今回の急な腰痛だけでなく、「以前から腰痛を繰り返している」「長く座っていると腰がつらい」「病院で大きな異常はないと言われたけれど腰痛が続いている」という方は、腰痛の総合ページも参考にしてください。

腰痛について|原因の考え方・受診目安・身体の評価を詳しく見る

整形外科・接骨院・整体院はどう使い分ける?

整形外科

医師による診察を受け、必要に応じて画像検査、薬物療法などを検討できます。

外傷後の強い腰痛、著しい筋力低下、しびれの急激な悪化、発熱、排尿・排便の異常などがある場合には、まず医療機関への相談を優先してください。

接骨院

接骨院では、柔道整復師が業務範囲の中で外傷などに対応します。

健康保険の対象になるかどうかは、「ぎっくり腰」という名称だけで決まるものではありません。受傷した状況や負傷の状態を確認して判断します。

また、同じ負傷について医療機関で治療を受けている場合には、接骨院で健康保険を併用できない場合があります。

整体

当院の整体では、保険施術とは別に、身体の動き、筋力、柔軟性、生活で困っている動作などを確認し、必要に応じて手技や運動、セルフケアをご提案します。

診断や画像検査が必要と考えられる場合には、整体だけで判断せず医療機関での確認をご案内します。

ぎっくり腰についてよくある質問

Q. ぎっくり腰は何日でよくなりますか?

症状の程度や背景によって経過は異なるため、「○日でよくなる」と一律には言えません。

痛みの強さだけでなく、寝返り、立ち上がり、歩行、仕事など、必要な動作がどの程度できるようになっているかも確認していくことが大切です。

Q. 痛みが強いときはずっと寝ていたほうがいいですか?

無理に動く必要はありませんが、重大な症状がなく動ける状態であれば、長期間まったく動かずに過ごすことが必ずしもよいとは限りません。

痛みを強くしない範囲で姿勢を変えたり、短時間歩いたりしながら身体の反応を確認します。

Q. 冷やすのと温めるのはどちらがよいですか?

一律には決められません。どちらかを行う場合も、その後に楽になるのか、かえって痛みが強くなるのかを確認してください。

Q. ストレッチをしても大丈夫ですか?

発症直後に痛みを我慢して強く伸ばす必要はありません。症状が落ち着いてから、状態に合わせて必要な動きを取り入れていきます。

Q. 整形外科でレントゲンを撮って異常なしと言われました。それでも相談できますか?

ご相談いただけます。画像検査と、実際の動作や生活で困っていることは役割が異なります。

医療機関で診断や検査を受けている場合は、その結果も伺いながら、当院で確認できる範囲の身体の動きや生活動作を評価します。

Q. ぎっくり腰でも健康保険は使えますか?

「ぎっくり腰」という名称だけでは健康保険の適用は決まりません。

接骨院で健康保険の対象となるのは、捻挫・打撲など一定の負傷です。受傷状況や状態を確認したうえでご説明します。

Q. 何度もぎっくり腰を繰り返しています。

繰り返している方では、急性期の痛みだけでなく、症状が落ち着いたあとに身体の動きや筋力、仕事や生活での負担などを確認することも大切です。

ぎっくり腰を繰り返す方の考え方はこちらをご覧ください

急な腰痛で、どこへ相談すればよいか迷っている方へ

突然腰が痛くなると、「動いてよいのか」「整形外科へ行くべきなのか」「施術を受けても大丈夫なのか」と判断に迷うことがあります。

さくま整体院(接骨院併設)では、まず症状が出た経緯と現在困っていることを伺い、身体の状態を確認したうえで、どのように進めるかをご説明します。

こちらの考えを一方的に押しつけるのではなく、身体の状態を一緒に確認し、納得できる方法を選んでいただくことを大切にしています。

また、医療機関での確認を優先したほうがよいと考えられる場合には、そのこともお伝えします。

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電話:03-6277-4052

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電話:03-6277-4052

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参考文献・参考情報

監修者

佐久間 裕二
理学療法士・柔道整復師

症状名や痛む場所だけで判断せず、症状が始まった経緯、生活で困っていること、身体の動きや筋力などを確認しながら、その方に必要な施術や運動を考えています。

営業時間
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