ぎっくり腰を繰り返さないための施術とは|恵比寿・広尾|さくま整体院(接骨院併設)

ぎっくり腰を繰り返さないための施術とは|恵比寿・広尾のさくま整体院(接骨院併設)
ぎっくり腰は、突然強い痛みが出るだけでなく、「また同じように痛めるのではないか」という不安が残りやすい症状です。
痛みが落ち着くと、「もう大丈夫」と考える方も少なくありません。しかし、痛みが軽くなったことと、腰に負担が集中しにくい身体の使い方を取り戻したことは同じではありません。
股関節や胸郭の動き、体幹の働き、呼吸、姿勢、仕事中の動作などに課題が残っていると、日常生活の中で再び腰へ負担が集まることがあります。
恵比寿・広尾にあるさくま整体院(接骨院併設)では、痛い場所だけをみるのではなく、身体全体を評価します。評価結果から仮説を立て、施術前・施術中・施術後の身体の反応を確認しながら、施術や運動療法の内容を調整します。
このようなお悩みはありませんか
- 年に何度もぎっくり腰を繰り返している
- 朝起きるときや椅子から立ち上がるときに腰が怖い
- 洗顔や靴下を履く動作で腰に不安がある
- 重い物を持つと、また痛めそうで怖い
- 痛みは落ち着いたが、身体を動かす自信がない
- マッサージを受けても繰り返してしまう
- コルセットがないと不安になる
- 仕事や育児で長く休めず困っている
- 整形外科で大きな異常はないと言われたが不安が残っている
- 再発予防のために何をすればよいかわからない
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰は、急に発生する強い腰痛の一般的な呼び方で、医学的には急性腰痛の一つとして扱われます。
重い物を持ち上げたときだけでなく、顔を洗う、靴下を履く、くしゃみをする、寝返りをする、椅子から立ち上がるといった日常動作でも起こることがあります。
腰の筋肉、筋膜、関節、靱帯、椎間板などに負担がかかって痛みが出る場合がありますが、画像検査だけでは原因を一つに特定できない腰痛もあります。
そのため、「腰の筋肉だけが悪い」「骨盤だけがずれている」と最初から決めつけるのではなく、どの動作で痛みが出るのか、どこに負担が集まっているのかを丁寧に評価することが大切です。
ぎっくり腰の原因として考えられていること
ぎっくり腰の原因や関連要因は一つではありません。腰まわりの筋肉や関節への急な負担、椎間板へのストレス、疲労の蓄積、長時間の座位、活動量の変化などが関係することがあります。
睡眠不足、仕事上のストレス、運動不足、急激な運動量の増加などが重なることで、普段は問題なくできていた動作でも腰痛が出る場合があります。
また、痛みが出た動作はあくまできっかけであり、それ以前から身体へ負担が蓄積していた可能性もあります。
当院では、痛みが出た瞬間の動作だけでなく、その前の生活状況、運動量、睡眠、仕事中の姿勢なども確認します。
なぜぎっくり腰を繰り返すのか
ぎっくり腰を繰り返す背景には、痛みが出た腰だけでなく、身体の使い方や生活環境が関係している場合があります。
痛みが強いとき、身体は腰を守るために筋肉を緊張させます。これは自然な防御反応ですが、痛みが落ち着いた後も身体を過度に固める動作が残ると、腰以外の関節をうまく使えなくなることがあります。
また、「動いたらまた痛めるのではないか」という不安から活動量が大きく減ると、体幹や股関節を使う機会も少なくなります。
その結果、再び物を持つ、前かがみになる、立ち上がるといった動作をした際に、腰へ負担が集中することがあります。
痛みが軽くなった後の評価も大切です。
「もう痛くないから終わり」ではなく、前かがみ、立ち上がり、歩行、荷物を持つ動作などを確認し、再発につながる可能性のある動きを整理します。
ぎっくり腰と身体全体の関係
腰は、上半身と下半身をつなぐ身体の中心にあります。そのため、腰そのものだけでなく、股関節、胸郭、足首、呼吸、体幹の働きなどの影響を受けます。
股関節と腰への負担
前かがみになる、しゃがむ、物を持ち上げる動作では、股関節を曲げる動きが必要です。
股関節を十分に使えない場合、腰を大きく曲げて動作を補うことがあります。その状態で重い物を持つと、腰へ負担が集まりやすくなる可能性があります。
ただし、股関節が硬いことだけでぎっくり腰の原因と判断することはできません。股関節の使い方を変えたときに、腰の動きや不安感が変化するかまで評価します。
胸郭と身体をひねる動作
胸郭とは、胸椎、肋骨、胸骨で構成される胸まわりの部分です。身体をひねる、腕を伸ばす、呼吸をするといった動作に関係します。
胸郭が動きにくい場合、振り向く動作や荷物を横へ移動させる動作を腰で補うことがあります。
体幹と呼吸の働き
体幹を支えるためには、腹筋を強く固めるだけでなく、呼吸と腹部、背部、骨盤周囲の筋肉が協調して働くことが大切です。
痛みへの不安から呼吸を止め、身体全体を固めて動いている方もいます。この場合は、力を抜く練習と、必要な場面で適切に体幹を支える練習の両方が必要です。
足首としゃがむ動作
足首が動きにくいと、しゃがむ動作や物を拾う動作で、膝、股関節、腰の動き方が変化することがあります。
腰痛で来院された場合でも、必要に応じて足首や歩行まで確認します。
患者様によくあるケース
朝の洗顔や靴下を履く動作で痛めるケース
前かがみになる際に股関節を十分に使えず、腰を大きく曲げて動く傾向がみられることがあります。
この場合は、腰の状態だけでなく、股関節の動き、足元の安定性、体幹の支え方を評価します。
長時間のデスクワーク後に痛めるケース
長時間座った後は、股関節や胸郭を動かす機会が少なくなります。その状態から急に立ち上がる、荷物を持つといった動作で腰痛が出ることがあります。
姿勢の見た目だけでなく、連続して座っている時間、休憩の頻度、椅子や机の環境も確認します。
スポーツやトレーニング後に繰り返すケース
筋力不足だけでなく、運動量の急激な増加、疲労の蓄積、フォーム、呼吸と体幹の使い方などが関係している場合があります。
痛みがあるからといって、すぐにすべての運動を中止するのではなく、どの動作や負荷で症状が変化するかを評価します。
痛みが引くとケアをやめてしまうケース
痛みが落ち着いた後に、すぐ以前と同じ生活や運動量へ戻すと、身体が負荷に対応しきれない場合があります。
再発予防では、痛みの状態を確認しながら、歩行、体幹運動、股関節を使う練習などを段階的に増やすことが大切です。
さくま整体院(接骨院併設)の考え|痛みを軽くするだけで終わらせない
さくま整体院(接骨院併設)では、ぎっくり腰への対応を「痛みが強い時期」「動作を取り戻す時期」「再発予防に取り組む時期」に分けて考えます。
痛みが強い時期は、無理に動かしたり、強い刺激を加えたりせず、楽に動ける範囲を確認します。
症状が落ち着いてきたら、身体全体を評価し、腰へ負担が集まりやすい動作や生活上の要因を整理します。
そのうえで、施術だけでなく運動療法とセルフケアを取り入れ、日常生活で必要な動作を段階的に練習します。
院長自身も、交通事故による大けが、手術、長期的なリハビリを経験し、現在も運動療法とセルフケアを継続しています。
その経験から、痛みが軽くなることだけでなく、自分の身体の状態を理解し、自分でも管理できるようになることを大切にしています。
当院が大切にしていること
- 痛い場所だけをみない
- 身体全体と生活背景を評価する
- 原因を一つに決めつけない
- 評価結果から仮説を立てる
- 施術前・施術中・施術後に反応を確認する
- 反応に応じて仮説や施術内容を修正する
- 施術だけでなく運動療法を重視する
- 継続しやすいセルフケアを提案する
- 再発予防を目的に身体の使い方を見直す
さくま整体院(接骨院併設)で行うぎっくり腰の評価
ぎっくり腰の評価では、痛みの場所だけではなく、発症時の状況、生活背景、動作、神経症状の有無などを確認します。
問診で確認すること
- いつ、どのような動作で痛みが出たか
- 痛みが強くなる姿勢や楽になる姿勢
- 過去にぎっくり腰を経験した回数
- 整形外科での診察や画像検査の有無
- 脚の痛みやしびれの有無
- 仕事、家事、育児での身体的負担
- 運動習慣と直近の運動量
- 睡眠や疲労の状態
- 過去のけがや手術歴
動作の評価
痛みが強い場合は無理に動かさず、安全な範囲で次のような動作を確認します。
- 寝返りと起き上がり
- 椅子からの立ち上がり
- 歩行
- 前屈、後屈、身体をひねる動作
- 股関節を曲げる動作
- しゃがむ動作
- 物を持ち上げる動作
身体機能の評価
- 股関節の可動域
- 胸郭と背中の動き
- 足首の動き
- 呼吸の状態
- 腹圧と体幹の働き
- 左右差と重心の偏り
- 脚の筋力や感覚
動きに制限や左右差があっても、それだけで原因とは判断しません。動作の方法を変えたときに、症状や不安感がどう変化するかを確認します。
施術中・施術後の再評価
評価は、最初に一度行って終わりではありません。
手技、物理療法、運動療法を行った後に、立ち上がり、歩行、前かがみなどを再度確認します。
想定した変化がみられない場合は、別の要因を考え、仮説や施術内容を修正します。
評価の目的は、原因を一つに決めつけることではありません。
安全性を確認し、現在の身体の状態を整理し、どの施術や運動が適しているかを検討するために行います。
ぎっくり腰に対する施術
1.痛みが強い時期は負担の少ない施術を行います
痛みが強い時期は、無理に腰をひねったり、強い刺激を加えたりしません。
楽に感じる姿勢、寝返りや起き上がりの方法、歩ける範囲などを確認し、必要に応じて手技療法や物理療法を組み合わせます。
強い刺激ほどよいという考え方ではなく、施術後に動きや症状がどう変化するかを評価します。
2.手技療法
腰まわりだけでなく、評価によって関係が考えられる臀部、股関節、胸郭などに手技を行うことがあります。
施術する場所は、痛みの場所だけで決めるのではなく、動作と身体の反応を確認して選択します。
3.物理療法
症状や身体の状態に応じて、ハイボルテージ電気施術やラジオ波などの物理療法を使用することがあります。
物理療法だけで再発を防げると考えるのではなく、動作の評価や運動療法と組み合わせて使用します。
4.EMSによる筋肉への刺激
痛みがあると、腰を守るために体幹周囲の筋肉の使い方が変化することがあります。
EMSは、電気刺激によって筋肉へ刺激を加える方法です。状態に応じて、体幹周囲の筋肉が働く感覚を確認する目的で使用する場合があります。
ただし、EMSを受けるだけで身体の使い方が変わるとは限りません。当院では、EMSの後にご自身で身体を動かす運動療法へつなげることを重視しています。
5.運動療法
痛みが落ち着いてきたら、呼吸、腹圧、股関節、胸郭を連動させる運動を行います。
目的は単に筋力をつけることではなく、腰だけに頼らず、身体全体を使って動けるようにすることです。
- 呼吸を止めずに体幹を支える練習
- 股関節を使って前かがみになる練習
- 椅子から立ち上がる練習
- 胸郭を動かす運動
- 歩行と片脚立ちの練習
- 荷物を身体の近くで持ち上げる練習
最初から重い負荷をかけず、現在できる動作から段階的に進めます。
施術の流れ
1.問診
いつ、どのような動作で痛みが出たのかを確認します。過去の腰痛歴、仕事内容、運動習慣、睡眠、生活リズム、医療機関の受診歴なども伺います。
2.身体評価
腰の動きだけでなく、股関節、胸郭、足首、体幹、呼吸、歩行などを確認します。痛みが強い場合は、無理のない範囲で行います。
3.施術
評価結果をもとに、手技療法、物理療法、EMSなどから必要な方法を選択します。
4.再評価
施術前に確認した動作を再度行い、痛み、動きやすさ、不安感などの変化を確認します。
5.運動療法とセルフケア
現在の状態に合わせて、ご自宅で行いやすい運動や日常動作の工夫をお伝えします。
ぎっくり腰を繰り返していた患者様の一例
ここでは、当院で行う評価や施術の流れをイメージしていただくため、個人が特定されないよう年齢や生活背景などの一部を調整した症例をご紹介します。
症例について
症状、施術後の反応、経過には個人差があります。以下の症例は、同じ症状の方に同様の経過や結果を保証するものではありません。
来院時の状態
都内でデスクワークをされている40代の方です。過去数年間にぎっくり腰を複数回経験し、「また痛めるのではないか」という不安から、荷物を持つことや前かがみになることを避けていました。
今回は、床に置いていた荷物を持ち上げようとした際に腰痛が出たとのことでした。
来院時には、発症直後の強い痛みは落ち着いていましたが、前かがみになる動作や椅子から立ち上がる動作に不安があり、腰をかばいながら動いていました。
整形外科で診察を受け、骨折などの大きな異常は指摘されていないことを確認したうえで、身体の評価を行いました。
身体の評価
腰の痛みだけでなく、股関節、胸郭、足首、体幹の使い方、立ち上がり、歩行、荷物を持つ動作まで確認しました。
評価では、次のような特徴がみられました。
- 前かがみになる際に、股関節より先に腰を大きく曲げていた
- お尻を後ろへ引く動作が少なく、腰へ負担が集まりやすかった
- 痛みへの不安から、呼吸を止めて身体全体を固める傾向があった
- 長時間座った後に股関節と胸郭の動きが小さくなっていた
- 荷物を身体から離した位置で持ち上げる習慣があった
ただし、これらの特徴だけで原因を決めつけることはできません。動作の方法を変えた際に、腰の負担感や不安感がどう変化するかを確認しました。
評価から立てた仮説
長時間のデスクワークによって身体を動かす機会が少なくなっていたことに加え、荷物を持つ際に股関節を十分に使えず、腰へ負担が集中していた可能性を考えました。
また、過去のぎっくり腰への不安から、身体を過度に固めていたことも動作に影響している可能性がありました。
この段階で一つの要因だけを原因と判断せず、施術や運動後の反応を再評価しながら仮説を確認する方針としました。
行った施術
腰部、臀部、股関節周囲の状態を確認しながら、負担の少ない手技療法を行いました。
その後、身体の状態に合わせて物理療法とEMSを取り入れ、体幹周囲の筋肉が働く感覚を確認しました。
施術中にも、前かがみ、立ち上がり、歩行を繰り返し評価しました。身体の反応を確認しながら、施術する場所や方法を調整しました。
運動療法
施術後は、痛みを我慢しない範囲で、股関節を使う動作と体幹を支える練習を行いました。
- 呼吸を止めずに腹部へ力を入れる練習
- お尻を後ろへ引きながら股関節を曲げるヒップヒンジ
- 椅子から股関節を使って立ち上がる練習
- 軽い物を身体の近くで持ち上げる練習
- 胸郭と股関節を無理なく動かす運動
最初から重い物を持つことはせず、不安なく行える動作から段階的に負荷を調整しました。
自宅で行っていただいたセルフケア
- 30~60分を目安に一度立ち上がる
- 呼吸を止めずに体幹を支える練習を行う
- 壁や椅子を使ってヒップヒンジを練習する
- 症状が強くならない範囲で短時間の歩行を行う
- 荷物を持つ際は、できるだけ身体の近くで持つ
セルフケア後に症状が強くなった場合は、回数を減らすか中止していただき、次回来院時に反応を確認しました。
その後の経過
来院ごとに、腰の痛みだけでなく、前かがみ、立ち上がり、歩行、荷物を持つ動作、不安の程度を再評価しました。
施術直後の変化だけで判断せず、仕事へ戻った後の症状、セルフケアの実施状況、疲労や睡眠の状態も確認しました。
仕事が忙しく座る時間が長かった日には腰の張りを感じることもあったため、活動量や運動回数を調整しました。
経過を確認しながら、痛みを避けて身体を固める動作から、股関節と体幹を使って荷物を持つ動作へ段階的に進めました。
この症例から大切だと考えられること
ぎっくり腰を繰り返す場合、腰だけを施術して終わるのではなく、なぜ腰へ負担が集まったのかを身体全体から評価することが大切です。
また、施術前に立てた仮説が正しいと決めつけず、施術中や施術後にも同じ動作を再評価します。
身体の反応が想定と異なる場合は、評価結果を見直し、施術や運動の方針を修正します。
施術を受けるだけでなく、日常生活に合った運動療法とセルフケアを継続し、腰へ負担が集中しにくい動作を身につけることを目指します。
自宅で行うセルフケアと再発予防
ぎっくり腰の再発予防では、施術だけでなく、自宅でのセルフケアも大切です。
ただし、痛みが強い時期に無理なストレッチや筋力トレーニングを行う必要はありません。現在の状態に合わせ、できることから始めましょう。
長時間同じ姿勢を続けない
座る姿勢そのものだけでなく、同じ姿勢を長く続けることが負担になる場合があります。
30~60分を目安に一度立ち上がり、数歩歩く、ゆっくり呼吸をするなど、短い休憩を取り入れましょう。
呼吸を使った体幹運動
- 仰向けになり、両膝を立てます。
- 肩と腰の力を抜きます。
- 鼻からゆっくり息を吸います。
- 口から細く長く息を吐きます。
- 息を吐くときに、お腹まわりが自然に働く感覚を確認します。
- 5回程度繰り返します。
腰を床へ強く押しつけたり、お腹を限界までへこませたりする必要はありません。
股関節を使うヒップヒンジ
- 足を腰幅程度に開いて立ちます。
- 膝を軽く曲げます。
- お尻を後ろへ引きながら、股関節を曲げます。
- 背中を過度に丸めないようにします。
- お尻と太ももを使い、元の姿勢へ戻ります。
- 5~10回程度行います。
最初から重い物を持って行わず、壁や椅子を支えにして練習してください。
短時間の歩行
状態に応じて、5~10分程度の歩行から始めます。
一度に長く歩く必要はありません。症状が強くならない範囲で、数回に分けて行っても構いません。
物を持つときの工夫
- 荷物を身体へ近づけて持つ
- 腰だけで前へ曲がらず、股関節と膝も使う
- 持ち上げながら身体を急にひねらない
- 重い荷物は無理に一人で持たない
- 疲れているときは負荷を減らす
セルフケアを中止する目安
- 鋭い痛みが出る
- 脚の痛みやしびれが広がる
- 運動後も強い症状が長く続く
- 脚に力が入りにくくなる
- めまい、吐き気、冷や汗などが出る
ぎっくり腰直後に避けたいこと
- 痛みを我慢して無理に動く
- 強いストレッチを行う
- 自己流で腰を強くひねる
- 強い刺激で腰を揉み続ける
- 痛みが軽くなった直後に急に運動量を戻す
- 不安だけを理由に長期間ほとんど動かない
ぎっくり腰の直後は、焦って強く動かすのではなく、安全に動ける範囲を確認することが大切です。
一方、重い病気や骨折などが除外されている場合、長期間にわたって安静にしすぎることで体力が低下する可能性もあります。
痛みの状態に応じて、寝返り、立ち上がり、短時間の歩行などから少しずつ日常動作へ戻していきます。
病院・整形外科・整体・接骨院の役割
病院・整形外科
医師による診察、診断、画像検査、薬の処方、注射、手術適応の判断などを行います。
外傷後の強い痛み、脚のしびれや筋力低下、発熱、排尿・排便の異常などがある場合は、まず医療機関へ相談してください。
接骨院
柔道整復師が、捻挫、打撲、挫傷などの外傷に対して施術を行います。
健康保険の対象になるのは、原因が明確な急性または亜急性の外傷などに限られます。慢性的な腰痛、疲労、予防を目的とした施術は、原則として健康保険の対象外です。
整体院
身体機能や動作の評価、手技、運動指導、セルフケアの提案などを行います。
整体院では病気の診断、薬の処方、画像検査はできません。医療機関での確認が必要と考えられる場合は、受診をおすすめします。
注意が必要な症状
以下の症状がある場合は、整体やセルフケアを優先せず、医療機関へご相談ください。
- 転倒、交通事故、高所からの落下後に強い腰痛がある
- 脚のしびれが急激に強くなっている
- 脚に力が入りにくい
- 両脚に症状が出ている
- 股の周囲に感覚の異常がある
- 尿が出にくい、尿や便を漏らすなどの変化がある
- 発熱、悪寒、強い倦怠感を伴う
- 安静にしていても強く痛む
- 夜間に強い痛みで目が覚める
- 原因不明の体重減少がある
- がん、感染症、骨粗しょう症などの既往がある
- 胸痛、腹痛、息苦しさ、冷や汗などを伴う
排尿・排便の異常、股周囲の感覚低下、急激な脚の筋力低下などがある場合は、緊急性が高い可能性があります。速やかに医療機関へ連絡してください。
ぎっくり腰を繰り返したくない方へ
痛みが落ち着いた後こそ、身体全体の評価と再発予防が大切です。
腰だけでなく、股関節、胸郭、体幹、呼吸、日常動作まで確認します。
よくある質問
Q1.ぎっくり腰はどのくらいで軽くなりますか?
状態によって異なるため、期間を一律にお伝えすることはできません。数日で動きやすくなる方もいますが、痛みが落ち着いた後も身体の使い方や活動量を段階的に戻す必要があります。
Q2.痛みが強いときでも施術を受けられますか?
状態を確認したうえで、無理のない範囲で対応します。強いしびれ、筋力低下、排尿・排便の異常、発熱、事故後の痛みなどがある場合は、医療機関の受診を優先します。
Q3.ぎっくり腰では安静にした方がよいですか?
痛みが強い直後には休息が必要な場合があります。ただし、重い病気や骨折などが除外されている場合、長期間ほとんど動かない状態が続くと体力が低下することがあります。
Q4.EMSだけで再発予防できますか?
EMSは筋肉へ刺激を加える方法の一つですが、EMSだけで再発予防が完結するわけではありません。身体の評価、運動療法、日常動作の見直し、セルフケアを組み合わせることが大切です。
Q5.コルセットは使った方がよいですか?
痛みが強い時期や、仕事で腰へ負担がかかる場面で安心感につながる場合があります。使用目的や期間は状態によって異なるため、身体の状態を確認しながら使い方を検討します。
Q6.温めた方がよいですか?
温めて心地よく感じる場合は、入浴などを取り入れてもよいでしょう。外傷直後の腫れ、熱感、発熱などがある場合は適さないことがあります。
Q7.ストレッチはした方がよいですか?
痛みが強い時期に、痛みを我慢して強く伸ばす必要はありません。症状が落ち着いてきたら、股関節や胸郭などを無理のない範囲で動かす方法を選びます。
Q8.何回くらい通えばよいですか?
症状の強さ、発症からの期間、過去のぎっくり腰の回数、仕事内容、目標などによって異なります。初回の評価と施術後の反応を確認し、その後も経過を評価しながら調整します。
Q9.保険は使えますか?
接骨院では、原因が明確な急性または亜急性の外傷に対して、健康保険が適用できる場合があります。慢性的な腰痛、疲労、姿勢調整、再発予防を目的とした整体施術は、原則として自費です。
Q10.整形外科へ通院中でも相談できますか?
はい。医師から受けている説明や検査結果、治療内容を確認したうえで、対応可能な範囲をご案内します。医師から運動や施術について制限を受けている場合は、その指示を優先してください。
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参考文献・参考情報
- 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』南江堂、2019年
- 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修『腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン2021 改訂第3版』南江堂、2021年
- 日本整形外科学会・日本脊椎脊髄病学会監修『腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021 改訂第2版』南江堂、2021年
- 厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」
- World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults. 2023.
本記事は、ぎっくり腰に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関へご相談ください。
初めての方へ
初回は、現在の痛みだけでなく、これまでの腰痛歴、仕事内容、生活習慣、運動習慣、医療機関で受けた検査や治療などを確認します。
そのうえで、腰だけでなく、股関節、胸郭、足首、体幹、呼吸、歩行、日常動作を必要に応じて評価します。
評価結果と考えられる仮説をご説明し、同意をいただいたうえで施術や運動療法を行います。
施術後には再評価を行い、身体の反応を確認します。施術内容や通院頻度を一方的に決めるのではなく、患者様の生活状況や目標を伺いながら方針を考えます。

ご予約・アクセス
さくま整体院(接骨院併設)
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿3-2-9 光陽ビル101
電話:03-6277-4052
恵比寿駅から徒歩約10分
広尾駅から徒歩約12分
営業時間:平日10:00~13:00、15:00~20:00
土曜日10:00~13:00
休診日:日曜日・祝日
対応エリア:恵比寿、広尾、渋谷区、白金、代官山周辺
監修者情報
佐久間裕二
さくま整体院(接骨院併設)院長
理学療法士・柔道整復師
身体評価、運動療法、解剖学的な視点、再発予防を重視し、痛い場所だけでなく身体全体を確認しながら施術方針を考えています。
自身も交通事故による大けが、手術、長期的なリハビリを経験しました。現在も身体の評価を続けながら、運動療法とセルフケアに取り組んでいます。
施術前・施術中・施術後の評価を大切にし、身体の反応に応じて仮説や施術内容を修正しながら、患者様の仕事や日常生活への復帰、再発予防を支援しています。



