筋筋膜性腰痛

• 長時間同じ姿勢で腰が重い・痛い
• 立ち上がる瞬間にピキッと痛む
• 前かがみや反ると腰が突っ張る
• 病院で「骨や神経に異常なし」と言われたが腰が痛い

1．筋筋膜性腰痛とは

腰痛の中で最も多いタイプが筋筋膜性腰痛です。
筋肉や筋膜に過度な緊張・微細損傷・血流低下が生じることで、腰に痛み・張り感が出ます。骨や椎間板の異常がない場合でも、筋筋膜のトラブルが原因となるケースが多いのです。

2．主な原因

• 長時間の座位・デスクワークによる同一姿勢の負担
• 前かがみ動作の繰り返しや不良姿勢
• 急な動作・重い荷物を持ち上げた時の筋肉損傷
• 運動不足や柔軟性低下
• 精神的ストレス・睡眠不足による筋緊張

3．よくある症状

• 腰の局所的な痛み・重だるさ
• 押すと痛みが強くなる圧痛点がある
• 朝起きた時や動き始めのこわばり
• 動いているうちに少し楽になるが疲れると再発

4．セルフケアと注意点

◆ 痛みが強い時

• 長時間同じ姿勢を避ける
• 患部を温めて血流を促す（入浴・温湿布）
• 軽いストレッチ・呼吸法で緊張を緩める

◆ 改善を目指す時期

• 股関節・胸椎の柔軟性アップ
• 殿筋・腹圧（体幹）トレーニング
• 正しい姿勢・座り方を習慣にする