シルバーウィークの交通事故に注意|台風・大雨時の運転で気をつけたいこと

シルバーウィークの交通事故に注意|台風・大雨時の運転で気をつけたいこと
こんにちは。恵比寿・広尾の「さくま整体院(接骨院併設)」院長の佐久間です。
シルバーウィークに、旅行や帰省、お墓参りなどで車を利用する予定の方もいらっしゃると思います。
せっかくのお休みですから、楽しみにされている方も多いですよね。
ただ、台風や大雨が重なった場合は、いつも以上に運転へ注意が必要です。
実は私自身も、千葉県鴨川市へお墓参りに車で向かった際、東京湾アクアラインで集中豪雨に遭い、本当に怖い思いをしたことがあります。
そのときは幸い海ほたるに入ることができ、雨が落ち着くまで待機することができました。
その経験からも感じるのは、悪天候のときは「予定どおり目的地へ着くこと」よりも、「無事に目的地へ着き、無事に帰ってくること」を優先してほしいということです。
台風や大雨のときは、「どうやって運転するか」だけでなく、「今、運転を続けるべきか」を考えることも安全運転の一つです。
雨の日の運転は、なぜ注意が必要なのでしょうか?
雨の日は、晴れている日と比べて運転環境が大きく変わります。
フロントガラスにつく雨や周囲の車からの水しぶきによって視界が悪くなり、歩行者や自転車、前方の車などを発見するのが遅れる可能性があります。
さらに、道路が濡れることで車が停止するまでに必要な距離も長くなる場合があります。
警察庁の「交通の方法に関する教則」では、雨に濡れた道路では制動距離が長くなること、路面が濡れてタイヤがすり減っている場合の停止距離は、乾燥した路面でタイヤの状態が良い場合と比べて2倍程度に延びることがあると説明されています。
つまり、普段と同じ感覚で運転していても、雨の日には同じように止まれない可能性があるということです。
台風や強い雨の場合には、さらに強風や冠水など、普段とは違った危険も加わります。
私もアクアラインで集中豪雨に遭い、怖い思いをしました
私自身、以前、千葉県鴨川市へお墓参りに行くため車を運転していたときのことです。
東京湾アクアラインを走行中、突然、集中豪雨に遭いました。
それまで普通に走れていたのに雨が一気に強くなり、前方が見えにくくなっていきました。
高速道路を運転中に視界が悪くなっていくのは、想像していた以上に怖いものでした。
「このまま運転を続けて大丈夫なのか」と感じたことを今でも覚えています。
幸い海ほたるに入ることができたので、そこで雨が落ち着くまで待機することにしました。
車を運転していると、「もう少しだから進もう」「せっかく出かけたのだから目的地まで行こう」と思ってしまうこともあると思います。
私も鴨川まで行く予定がありました。
それでも、あのとき無理に運転を続けず、安全な場所で待つことができて本当によかったと思っています。
「少し待つ」「安全な場所へ入る」「予定を変更する」。それも大切な安全運転だと、私はこの経験から感じています。
シルバーウィークには、私と同じようにお墓参りへ行く方、旅行や帰省をする方もいらっしゃるでしょう。
予定があると、どうしても「行かなければ」と考えてしまいます。
ただ、天候や道路状況によっては、予定より安全を優先することも大切です。
台風・大雨のときに意識したい5つのポイント
1.出発前に気象情報・道路情報を確認する
まず大切なのは、出発してから考えるのではなく、出発前に天候を確認することです。
気象庁では、大雨による浸水害や洪水災害などの危険度を確認できる「キキクル」が提供されています。
台風や大雨が予想されている場合には、天気予報だけでなく、警報・注意報や道路の通行規制なども確認しておきましょう。
状況によっては、出発時間やルートを変更することも選択肢になります。
2.速度を落とし、車間距離に余裕を持つ
雨の日は路面が濡れ、車が止まるまでに必要な距離が長くなることがあります。
前の車との距離を普段以上に意識し、急ブレーキや急ハンドルが必要にならないよう、早めに周囲の状況を確認することが大切です。
特に高速道路では速度が高くなるため、「普段と同じ感覚」で運転しないようにしたいところです。
3.視界が悪いと感じたら無理をしない
私がアクアラインで経験したときもそうでしたが、雨が強くなると一気に前が見えにくくなることがあります。
特に周囲の車から水しぶきが上がると、前方の状況を把握しづらくなる場合があります。
「怖い」「見えにくい」と感じている状態で、無理に運転を続ける必要はありません。
安全に移動できる状況であれば、サービスエリアやパーキングエリアなど安全な場所で天候の回復を待つことも考えてください。
4.冠水している道路には無理に進入しない
大雨の際に特に注意したいのが道路の冠水です。
車の中から見ただけでは、水がどの程度の深さなのか分からないことがあります。
「前の車が通ったから、自分も大丈夫だろう」と判断するのも危険です。
道路が冠水している場合には無理に進入せず、安全なルートへの迂回を考えてください。
5.「今日は運転しない」という判断も考える
シルバーウィークは、楽しみにしていた予定があると思います。
ホテルを予約していたり、家族との約束があったりすると、多少天候が悪くても出発したくなるかもしれません。
しかし、台風や大雨で危険が予想される場合には、「予定を変更する」「出発を遅らせる」「今日は車を使わない」という判断も大切です。
目的地へ予定どおり到着することより、安全に帰ってくることを優先してください。
長時間の運転では「疲れる前に休む」ことも大切です
シルバーウィークは、普段より長距離を運転する方も増えると思います。
渋滞が続いたり、慣れない道を走ったり、雨の中でいつも以上に集中したりすると、知らないうちに疲労がたまります。
運転者が疲れていると、危険を認知して判断するまでに時間がかかることも警察庁の教則で説明されています。
「あと少しだから」と無理をするのではなく、疲れを感じる前から休憩を取ることも事故を防ぐために大切です。
恵比寿・広尾周辺でも「慣れた道だから大丈夫」と思わないこと
交通事故は高速道路や旅行先だけで起こるわけではありません。
恵比寿・広尾周辺には、車だけでなく、歩行者、自転車、バイクなどさまざまな交通があります。
大通りだけでなく、住宅街や細い道路、駐車場への出入りなどでも注意が必要です。
雨の日は傘を差して歩いている方も多く、歩行者側からも周囲が見えにくくなっている可能性があります。
「いつもの道だから大丈夫」ではなく、いつもより少し余裕を持って周囲を確認することを大切にしていただければと思います。
以前、当院の近くで交通事故を目にした経験については、「交通事故は突然起こるもの|私が改めて感じた救護の大切さ」でもお伝えしています。
もし交通事故に遭ってしまったら
どれだけ注意していても、交通事故を完全に防げるとは限りません。
万が一交通事故が起きてしまった場合には、身体の施術を考える前に、まず行わなければならないことがあります。
負傷者の救護と安全確保を優先する
交通事故が起きた場合には車両を停止し、けがをしている方がいれば救護を優先します。
必要な場合には119番へ連絡してください。
また、後続車などによる二次的な事故が起こらないよう、安全を確保することも大切です。
警察へ連絡する
「車にあまり傷がないから」
「お互い大丈夫そうだから」
と、その場だけで済ませないようにしてください。
交通事故が起きた場合には警察への報告が必要です。
事故直後は緊張しているため、その場では身体の変化を十分に感じていないこともあります。
交通事故後に首や腰が痛くなったら?
交通事故後に首や腰の痛み、手足のしびれ、頭痛などがある場合には、必要に応じて医療機関で診察を受けることが大切です。
特に、強い痛みがある、手足にしびれがある、力が入りにくい、意識に変化がある、強い頭痛や吐き気があるなどの場合には、自己判断で様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談してください。
整形外科では医師による診察を受け、必要に応じて画像検査などを行うことができます。
接骨院・整骨院は医療機関とは役割が異なります。
そのため当院でも、事故後の症状についてご相談をいただいた際には、必要な診察や検査を受けているかを確認しながら対応することを大切にしています。
交通事故後、どこへ相談すればいいか分からない方へ
整形外科と接骨院の役割や交通事故後の身体については、恵比寿・広尾の交通事故治療についてのページでも詳しく説明しています。
交通事故後は「痛い場所」だけで身体を考えないことも大切です
交通事故では、普段の生活では受けないような衝撃が身体に加わることがあります。
たとえば「首が痛い」という場合でも、首だけを見ればよいとは限りません。
事故の状況、身体がどのような衝撃を受けたのか、首・肩・背中・腰などの動き、日常生活でどのようなことに困っているのかなどを確認しながら、現在の身体の状態を整理することが大切です。
当院では、交通事故後の方からご相談をいただいた場合も、痛い場所だけですぐに原因を決めるのではなく、事故の状況やこれまでの経過、現在困っていることをお聞きします。
そのうえで身体の状態を確認し、「今は何を優先した方がよいのか」「医療機関で確認した方がよいことはないか」「どのように身体を動かしていくか」などを一緒に考えていきます。
私自身も交通事故と長いリハビリを経験しています
交通事故についてお伝えするとき、私には理学療法士・柔道整復師としてだけではなく、患者としての経験もあります。
私自身、交通事故によって膝に大きなけがをし、手術・入院・リハビリを経験しました。
事故に遭った後は、身体の痛みだけでなく、「仕事はどうなるのか」「元の生活に戻れるのか」など、さまざまな不安が出てくることがあります。
だからこそ、交通事故後の患者様とお話しするときには、「首が痛い」「腰が痛い」という症状だけでなく、事故からどのような経過をたどっているのか、生活で何に困っているのかということも大切にしています。
ただ、できることなら事故に遭わないことが一番です。
今回の記事も交通事故後の施術をおすすめすることが目的ではありません。
私自身がアクアラインで集中豪雨を経験したからこそ、台風や大雨のときには無理をせず、安全を優先してほしいと思っています。
まとめ|予定どおりに着くことより、無事に帰ってくることを
シルバーウィークには、旅行、帰省、お墓参りなど、楽しみにしていた予定がある方も多いと思います。
しかし、台風や集中豪雨などの悪天候では、いつもの道路がいつもと同じ状況とは限りません。
私自身もアクアラインで集中豪雨に遭い、海ほたるで雨が落ち着くまで待った経験があります。
あのときの怖さを経験しているからこそ、お伝えしたいことがあります。
無理に進まなくても大丈夫です。
少し待つ。安全な場所に入る。出発時間を変える。場合によっては予定そのものを変更する。
そうした判断も、安全運転の大切な一部だと思います。
シルバーウィークを楽しい思い出にするためにも、どうか安全を第一にお出かけください。
目的地へ予定どおり着くことより、無事に帰ってくることを。
台風や大雨の際は無理をせず、そのときの状況に合わせて安全な行動を選んでください。
万が一、交通事故後の身体について不安なことがあれば
「この症状はどこに相談すればいい?」「整形外科へ通っているけれど接骨院にも相談できる?」など、分からないことがありましたらお話をお聞きします。
まず現在の状況を整理し、必要なことを一緒に考えていきましょう。
さくま整体院(接骨院併設)
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿3-2-9 光陽ビル101
TEL:03-6277-4052
恵比寿駅徒歩10分/広尾駅徒歩12分
この記事について
この記事は、理学療法士・柔道整復師である、さくま整体院(接骨院併設)院長が、自身の運転中の集中豪雨の経験も踏まえ、交通事故予防と事故後の身体について分かりやすくお伝えすることを目的に作成しています。
交通事故後の症状や必要な検査・治療は一人ひとり異なります。強い症状や不安がある場合には、医療機関へご相談ください。
参考情報
・警察庁「交通の方法に関する教則」
・気象庁「キキクル(危険度分布)」
・警察庁「交通安全のための情報」



