野球でボールを投げると肩が痛い方へ。ゼロポジションを意識した正しい投げ方を解説【恵比寿さくま整体院(接骨院併設)】






野球でボールを投げると肩が痛い方へ|ゼロポジションを意識した正しい投げ方【恵比寿さくま整体院(接骨院併設)】



野球でボールを投げると肩が痛い方へ。ゼロポジションを意識した正しい投げ方を解説

こんにちは。渋谷区恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)です。「投げると肩がズキッと痛む」ご相談はとても多いです。本記事では、肩への負担が少ない“良い投げ方”とゼロポジションの考え方を、理学療法士の視点で分かりやすくまとめました。

最終更新:2025年8月20日 / 監修:院長 佐久間裕二(理学療法士・柔道整復師)

目次

  1. なぜ投球で肩が痛くなる?(原因)
  2. ゼロポジションとは?定義と体感の作り方
  3. 良い投げ方=全身連動+ゼロポジション
  4. ゼロポジション習得ドリル(自宅でOK)
  5. 痛みが出た時のセルフチェック&対策
  6. 当院の強み|ラジオ波×動作改善×フォーム指導
  7. よくある質問(Q&A)
  8. ご予約・アクセス

なぜ投球で肩が痛くなる?(原因)

原因は一つではありません。野球では以下の要素が重なり、肩前方部・腱板・上腕二頭筋腱などにストレスが集中しがちです。

  • オーバーユース:投球量/頻度/強度の過多
  • フォームの乱れ:肘が低い/早い開き/体の開き
  • 連動不足:股関節・体幹からの力が腕まで伝わらない
  • ゼロポジションを外す:肩の自然な位置から外れて投げ続ける
  • 柔軟性・可動性の不足:胸郭/肩甲帯/股関節の硬さ
要点:肩だけで投げるのではなく、下半身→体幹→肩→肘→手首の順にエネルギーを伝える「運動連鎖」が基本です。

ゼロポジションとは?定義と体感の作り方

ゼロポジションとは、肩関節と肩甲骨が最も協調し、筋・腱に過度な負担がかかりにくい自然な位置。目安は以下です。

腕の高さ

肩の高さよりやや上(肩外転約90°前後)

肘の角度

約90°に曲げる(いわゆる90/90

肩甲骨

軽く寄せて下制し、胸をやや開く

面(プレーン)

肩甲骨面に沿ってわずかに前方(約30〜45°)

体感の作り方(簡単セット)

  1. 足を肩幅、軽く膝を緩める。
  2. 胸をやや開き、肩甲骨を「下げて寄せる」。
  3. 利き腕を肩より少し上に、肘90°でセット(90/90)。
  4. 首は長く、肩をすくめない。呼吸を止めない。
注意:肘が下がる/手首だけで振る/背中が丸まるとゼロポジションから逸脱し肩へ負担増。

良い投げ方=全身連動+ゼロポジション

肩の負担を減らしながらパフォーマンスを上げる基本ポイントです。

① 股関節・体幹をしっかり使う

  • 下半身で地面を押す→骨盤の回旋→体幹で力を受け渡す
  • 腕は「最後に加速を添える」役割に留める

② ゼロポジションで肘をセット

  • 肩よりやや高い手の位置+肘90°(90/90)
  • 肩甲骨の安定を先に作ってからスローへ

③ リリースポイントを一定に

  • 毎回のブレは肩の負担増に直結
  • ゼロポジション→加速→リリースを一連で再現

④ NGフォーム例

  • 肘下がり・体の開き・上体だけで突っ込む
  • 肩をすくめて力む/手投げ/リリースが遅れて引っかかる

ゼロポジション習得ドリル(自宅でOK)

ドリル1:90/90 ウォールタッチ

  1. 壁に背を向けて立ち、肘90°・肩90°で壁に軽くタッチ。
  2. 肩甲骨を下げて寄せ、肩をすくめない。
  3. 10回×2セット。痛み0〜3/10で。

ドリル2:タオル・ローテーション

  1. 小タオルを軽く握り、90/90から外旋→内旋へ。
  2. 肘位置を固定し、肩甲骨の安定を優先。
  3. 8〜12回×2セット。

ドリル3:ステップ&スロー(フォーム確認)

  1. 軽いキャッチボールで、下半身→体幹→腕の順を意識。
  2. 肘は常にゼロポジション近傍を通す。
  3. 距離・強度は段階的に。

ウォームアップ/クールダウン

  • 肩甲帯・胸郭のモビリティ(壁スライド/呼吸)
  • 投球後はアイシングで炎症コントロール
  • 前鋸筋・広背筋・大胸筋のストレッチ

関連記事:四十肩五十肩って?良くなり方(経験談1)良くなり方(経験談2)

痛みが出た時のセルフチェック&対策

セルフチェック

  • 軽いキャッチでもズキッと痛む
  • 挙上で引っかかる/夜うずく
  • 翌日に痛みや重だるさが増す

1つでも当てはまるならフォーム見直し+負荷調整が必要。

基本対策

  • 投球後はアイシングで炎症コントロール
  • 肩・胸郭・股関節のストレッチを習慣化
  • 痛みが続くときは無理に投げない

受診の目安:夜間痛が強い/力が入らない/可動域が著しく低下/しびれが強い——その場合は整形外科での検査を推奨します。

当院の強み|ラジオ波筋膜リリース×動作改善×フォーム指導

  • 国家資格者(理学療法士・柔道整復師)による評価と施術
  • ラジオ波筋膜リリース:深部加温で滑走性回復→防御緊張を緩める
  • 手技で癒着線を解放し、肩甲帯の協調を取り戻す
  • ゼロポジション習得のフォーム指導(動画/チェックリスト付)
  • 再発予防プログラム:投球量管理・セルフケア処方
連携:必要に応じて整形外科・ペインクリニックとチームで対応します。

よくある質問(Q&A)

Q. 痛みが少しある程度なら投げても良い?

A. 0〜3/10の軽度で翌日に悪化しない範囲で調整を。増悪するなら中止し評価を受けてください。

Q. 長い距離のキャッチボール(ロングトス)は?

A. ゼロポジションを保てる可動性・筋力が前提。段階的に距離と強度を上げましょう。

Q. どれくらいで良くなりますか?

A. 症状歴・可動域・フォーム次第です。まず4〜6回で反応を確認し、以降は個別に調整します。

Q. 自宅でやるべきことは?

A. 胸郭/肩甲帯のモビリティ、90/90ドリル、股関節ストレッチ。呼吸を止めないことがコツ。

ご予約・お問い合わせ

院名さくま整体院(接骨院併設)
住所〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-2-9 光陽ビル101
受付時間平日 10:00〜13:00/15:00〜20:00(休:土曜午後・日曜)
最寄駅JR恵比寿駅 東口 徒歩10分/広尾駅 徒歩圏内

※本記事は一般的なガイドです。診断や治療が必要な場合は医療機関をご受診ください。

まとめ|ゼロポジションで肩の痛みゼロを目指そう

肩の痛みはオーバーユースだけでなく、投球中の肩の位置が大きく関わります。全身連動ゼロポジションを身につけ、フォームを安定させましょう。恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)が、痛みのない野球を全力でサポートします。

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© さくま整体院(接骨院併設)|渋谷区恵比寿






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