ストレッチポールは四十肩・五十肩に効果的か?恵比寿の整体院(接骨院併設)が解説
四十肩・五十肩にストレッチポールは効果的?恵比寿の整体院が詳しく解説
「夜間に肩がズキズキ痛む」「腕が上がらない」— 当院にも同様のご相談が多数。ストレッチポールは回復期のセルフエクササイズとして有効ですが、正しい時期・正しいフォームが大切です。本記事では効果・具体的なやり方・注意点を、院長の体験談とともに丁寧にまとめました。
目次
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは
正式名称は肩関節周囲炎。40〜50代に多く、肩関節周囲の炎症や拘縮によって痛み・可動域制限が生じます。経過は大きく以下の2期に分かれます。
急性期(炎症期)
夜間痛・安静時痛が強い/動かすとズキッと鋭い痛み/無理に動かすと悪化
回復期
痛みは軽減するが肩が固まって動かしづらい/可動域のリハビリ・ストレッチが有効
ストレッチポールとは?基本とメリット
円柱状のフォームローラーの一種で、仰向けに乗るだけで背骨・肋骨・肩甲骨のポジションを整え、全身の筋緊張をゆるめるツールです。姿勢改善や胸郭の拡がりにも役立ち、呼吸が深くなります。
四十肩・五十肩への効果(回復期におすすめ)
- 肩甲骨の柔軟性向上:肩甲帯が動きやすくなり、挙上・着替え動作がラクに。
- 姿勢改善:猫背の是正により肩前面の負担が軽減。
- 血行促進:代謝アップで回復を後押し。
具体的なストレッチポール・エクササイズ(回復期)
以下は痛みが強くない時期(回復期)に行うメニューです。原則として1日5〜10分/週5〜7回、痛みスケール(0〜10)で3/10以下を目安に調整します。
① 床磨き運動(ワイパー)
- ポールに仰向けで頭〜骨盤を乗せ、膝は立てる。
- 両手を床に軽く触れ、雑巾がけのように前後へスライド。
- 肩がすくまないよう首を長く保つ。30〜60秒×2セット。
期待:肩の位置リセット・リラックス・前鋸筋/僧帽筋の協調性UP
② 肩甲骨の寄せ伸ばし(プロトラクション/リトラクション)
- 腕は体側に置き、手のひらは天井。
- 肩甲骨をゆっくり寄せて胸を開き、次に背中側へ滑らせて離す。
- 痛みが出ない可動域で10〜12回×2セット。
期待:肩甲帯の滑走性を高め、挙上時の引っかかり軽減
③ 鳥の羽ばたき(エルボー・フレア)
- 肘を90°で横に開く(W字)。
- 肘を床に近づける⇄持ち上げるを呼吸に合わせて。
- 胸郭の拡がりを感じながら8〜10呼吸×2セット。
期待:大胸筋の張りを抑え、胸が開き呼吸が深くなる
院長の体験談:腱板損傷後の拘縮肩を改善
私は交通事故の影響で腱板損傷後に拘縮肩となり、日常生活に大きな支障が出ました。そこで、当院で導入しているラジオ波による筋膜リリースと、毎朝のストレッチポールを組み合わせて継続。コツコツ続けるほどに可動域が広がり、夜間痛も軽減していくのを実感しました。
結論:正しい施術+セルフケアの積み重ねが回復の鍵。「治療を受けるだけ」から一歩進み、自分で動かす習慣を身につけることが、改善の最短ルートだと確信しています。
注意点・やってはいけないこと
- 急性期は実施しない:夜間痛・安静時痛が強い時期は腫れ物扱い。冷却/消炎と評価を優先。
- フォーム不良:肩がすくむ・腰を反らせる・反動を使うのは逆効果。
- やり過ぎ:強度・回数の増やし過ぎは炎症ぶり返しの原因に。
- 痛みのルール:運動中0〜3/10許容、翌日痛が増すなら負荷を下げる。
さくま整体院(接骨院併設)の四十肩・五十肩アプローチ
- 骨格調整(トムソンベッド):背骨・骨盤の歪みを整え、肩へのストレスを軽減。
- ラジオ波筋膜リリース:固まった筋膜・筋肉に深部からアプローチし、可動域UP。
- ストレッチポール+ホームエクササイズ指導:自宅でも続けられる再現性の高いメニューを提供。
- 生活動作コーチング:着替え・洗髪・就寝姿勢など、痛みを増やさない動き方をレクチャー。
受診の目安
- 夜間痛・安静時痛が強く、眠れない/目が覚める。
- 3週間以上セルフケアを続けても改善が乏しい。
- 可動域の左右差が大きく日常生活に支障がある。
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よくある質問(Q&A)
Q1. ストレッチポールだけで四十肩は治りますか?
A. 回復のサポートには有効ですが、根本改善には原因評価と施術・運動療法の併用が望ましいです。
Q2. どれくらい続ければ効果を感じますか?
A. 個人差はありますが、2〜3週間で「動かしやすい」を感じる方が多いです。
Q3. 痛みが強いときでもやってよい?
A. 急性期はNG。痛みが落ち着いてから始めましょう。
Q4. 何回・どのくらいの頻度?
A. 1日5〜10分、週5〜7回を目安に。痛みスケール3/10以下で調整します。
Q5. ポールが固くて痛い…どうすれば?
A. タオルを巻く・低反発タイプを選ぶ・滞在時間を短縮して徐々に慣らしましょう。
Q6. どのタイミングで受診すべき?
A. 夜間痛・可動域の大幅低下・3週間以上の停滞があれば、評価と施術をおすすめします。
施術のご予約・お問い合わせ
「肩の痛みを根本から改善したい」「再発しない体づくりをしたい」方は、まずはお気軽にご相談ください。
※本記事は医療情報の一般的解説であり、診断を代替するものではありません。症状が強い場合は専門家へご相談ください。
まとめ
ストレッチポールは四十肩・五十肩の回復・予防に有効。ただし急性期は控える、正しいフォーム、継続が成功の条件です。院長の経験からも、施術+セルフケアの両立が改善を最速化します。迷ったら、まずはご相談ください。