朝起きると腰が痛いのはなぜ?寝具より先に見直す3点【恵比寿・広尾にあるさくま整体院(接骨院併設)】
朝起きると腰が痛いのはなぜ?寝具より先に見直す3点
「寝具を変えたのに腰痛が良くならない…」
実は、朝の腰痛はベッドや布団だけが原因ではありません。
今回は、恵比寿の臨床現場でよく見られる3つの見直しポイントを、放置で悪化するサインやセルフ対処法と合わせて解説します。
要点
腰痛の原因は「寝る時間の体勢」×「起き上がり方」×「体の硬さ」。
寝具は最後の微調整と考えた方が改善が早いです。
1. 就寝中の姿勢と寝返り不足
腰痛は同じ姿勢が続くことで血流が滞り、筋肉や靭帯に負担がかかります。
特に仰向けで腰が反っている人、横向きで腰が丸まっている人は要注意。
改善のヒント
- 寝返りを促すため、掛け布団は軽めに
- 抱き枕や膝下クッションで腰の反り・丸まりを減らす
2. 起き上がり方の癖
朝起きる瞬間に腰をひねりながら起きると、寝ている間に硬くなった関節や筋肉を急に引っ張り、痛みを誘発します。
改善のヒント
- 横向きになり膝を軽く曲げる
- 腕で支えながら上半身を起こす
- 最後に足を下ろして立ち上がる
これで腰へのねじれストレスを回避できます。
3. 体の硬さ(特に股関節・背中)
腰は股関節や背中の可動域が減ると、その分代わりに動かされるため負担が集中します。
特にデスクワークやスマホ時間が長い人は要注意。
改善のヒント
- 股関節の前後ストレッチを朝晩20秒ずつ
- 背中の回旋運動(座って左右にひねる)を5回ずつ
放置で悪化するサイン
- 朝の痛みが昼間まで残る
- 腰痛とともに足のしびれが出る
- 安静でも夜中に痛みで目が覚める
これらは椎間板や神経症状の可能性があり、早めの受診をおすすめします。
セルフケア例(朝の腰ならし)
- 仰向けで膝を左右にゆらす(腰の回旋運動)30秒
- 四つ這いで背中を丸める・反らす(キャット&カウ)5回
- 股関節前面のストレッチ左右20秒
ポイント
ストレッチは痛みゼロ~軽度の範囲で。
朝は筋肉が硬いので反動は使わずゆっくり行います。
よくある誤解
- 「硬いマットレスなら腰痛は防げる」→体格・姿勢により合う硬さは違う
- 「腹筋を鍛えれば腰痛予防」→体幹のバランスが重要
- 「痛みがある日は完全安静」→軽い動きで血流を促した方が回復が早い場合も
まとめ:寝具より先に体の使い方を整える
朝の腰痛は寝具だけでなく、寝姿勢・起き上がり方・体の硬さが大きく関与します。
まずはこの3つを整えて、それでも改善がなければ寝具の見直しへ進むのが効率的です。