ピッチャーに多い肘の故障】少年野球や中学生にも多い野球肘の症状・施術・セルフケアを理学療法士が解説!|恵比寿・広尾のさくま整体院(接骨院併設)
【ピッチャーに多い肘の故障】
少年野球や中学生にも多い野球肘の症状・施術・セルフケアを理学療法士が解説!
こんにちは。渋谷区恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)です。
今回は「野球肘」について、症状・診断・施術・セルフケアの視点から、理学療法士としてわかりやすく解説していきます。
◆野球肘とは?
野球肘とは、投球動作の繰り返しによって肘の内側や外側に起こる障害の総称です。
特に成長期の少年野球、中学・高校生のピッチャーに多く、肘の痛み・可動域制限・違和感を訴えることが多いです。
◆なぜ野球肘になるのか?
投球時、肘の内側は引き伸ばされ、外側は圧迫される力が加わります。
- 内側型:上腕骨内側上顆炎(靱帯や成長軟骨へのストレス)
- 外側型:離断性骨軟骨炎(OCD)
- 後方型:肘頭疲労骨折、骨棘
フォーム不良や柔軟性不足、筋力のアンバランスが原因となることが多いです。これは必ず、整形外科にかかり、レントゲン・エコー・MRIをとり診断を受けることをお勧めいたします。その後、当院みたいに接骨院や整体院そして鍼灸院などに通院すべきだと考えます。
◆当院での施術方法
さくま整体院(接骨院併設)では、次のようなアプローチを行います:
- ハイボルテージ電気治療:炎症・痛みの緩和
- ラジオ波施術:筋膜の癒着をリリースし柔軟性回復
- 手技療法・関節調整:肘だけでなく肩甲骨・体幹バランスも含めて調整
- 投球フォームの改善指導:再発予防のための身体の使い方指導
◆インナーマッスルと野球肘の関係
肩や体幹のインナーマッスル(棘上筋・前鋸筋・腹横筋など)がうまく使えていないと、肘に過剰な負担がかかります。
たとえば、
- 棘上筋が弱い → 肩関節の安定性低下 → 肘へ負担集中
- 前鋸筋が機能しない → 肩甲骨が不安定 → 投球時に無理なひねり
- 腹横筋が使えない → 体幹がブレる → フォームが崩れる
そのため、肘だけでなく全身をみる評価と施術が必要です。これも一部の見方であり、守備別に身体の動きや筋力などを評価していくことがとても大切になりますね
◆ご自宅でできるセルフケア
① アイシング:投球後は10~15分冷やすことで炎症予防
② ストレッチ:前腕屈筋群・伸筋群・肩まわりの柔軟性を確保
③ 筋トレ:チューブトレーニングでインナーマッスルを強化
※ 痛みが強い場合は無理に行わず、医療機関にご相談ください。
◆整形外科との連携
当院では、スポーツ整形外科・整形クリニックとも連携しており、必要に応じてMRI・レントゲンなどの画像検査をご案内します。
成長期の骨・関節は非常に繊細なので、早期発見・早期治療がとても重要です。
◆まとめ|肘だけでなく「全身」を診て早期回復へ
野球肘はピッチャーだけでなく野手にも起こるスポーツ障害です。
肘の使いすぎによる症状に見えても、肩甲骨・体幹・骨盤の使い方が影響していることが多くあります。
痛みを我慢せず、できるだけ早くご相談いただくことが、競技復帰への近道です。
▶ 渋谷区恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)
スポーツ外傷・成長期の野球肘にも対応しています。
📞03-6277-4052
📍渋谷区恵比寿3‐2‐9 光陽ビル101
🕒平日10:00~13:00/15:00~20:00(土曜午後・日曜休診)