整形外科で湿布や痛み止めが出されなくなった背景と、湿布を使いながら根本改善を目指す方法について。渋谷区恵比寿・広尾エリアの整体院が解説。
整形外科で湿布や痛み止めをもらえなくなってきているのはなぜですか?
最近、「整形外科で湿布が出なくなった」「いつももらっていた痛み止めが処方されない」といったお声を患者さまからよく聞きます。
私も整形外科やペインクリニックに通っているのお医者様にあまりシップや痛み止めを出せないんだ!ごめんね
なんて話をされることがあります。
腰痛や膝の痛み、肩こりなどで受診した際、以前なら当たり前のように処方されていた湿布や痛み止め。
なぜ今、薬が出にくくなっているのでしょうか?
今回は、渋谷区恵比寿・広尾エリアで整体院を運営する私たちが、その背景と正しいセルフケア、そして湿布を「使いながら」根本改善を目指す考え方についてお伝えします。
■ なぜ整形外科で湿布や痛み止めがもらえなくなったのか?
大きな理由は、医療費削減のための制度改正と、副作用への配慮です。
厚生労働省は2016年以降、湿布の処方に「1回70枚まで」「両面貼り不可」といった制限を設け、漫然とした使用を抑える方針を打ち出しました。
また、痛み止め(NSAIDs)についても、胃腸障害や腎機能への影響が指摘され、「長期投与は原則不可」という流れができています。
■ 実は市販でも手に入る「OTC類似薬」
「薬をもらえない」と戸惑う方も多いですが、実は処方薬と同じ成分を含むOTC類似薬(一般用医薬品)が市販されています。
処方薬 | OTC類似薬 | 主成分 |
---|---|---|
ロキソニンテープ | ロキソニンSテープ | ロキソプロフェン |
ボルタレンテープ | ボルタレンEXテープ | ジクロフェナク |
ロキソニン錠 | ロキソニンS | ロキソプロフェン |
これらの薬は、薬剤師の説明を受ければ比較的簡単に購入でき、症状の軽減に役立ちます。
つまり、「湿布や痛み止めが全く手に入らない」わけではないということです。
■ 湿布を「使いながら」根本改善を目指す考え方
湿布を使うこと自体は悪くありません。問題は「それだけで済ませてしまう」ことです。
湿布は、炎症や痛みを一時的に和らげてくれる便利なツールです。
しかし、湿布=治療ではありません。
例えば慢性腰痛や五十肩、膝の痛みなどの場合、その原因は以下のようなものが考えられます:
- 関節の柔軟性の低下
- 筋肉バランスの崩れ
- 姿勢や歩き方の癖
- インナーマッスル(体幹)の弱化
このような根本原因にアプローチせずに、湿布や薬で“痛みをごまかす”だけだと、再発や悪化を繰り返してしまいます。
だからこそ、湿布はサポート役。使ってもOKですが、それに頼り切らず「体の使い方」や「動作のクセ」を整えていくことが、本当に大切です。
■ 恵比寿・広尾で薬に頼らず根本改善したい方へ
当院(さくま整体院|接骨院併設)では、薬に頼らずに症状の根本原因にアプローチする施術を行っています。
- 関節・筋肉の評価と機能回復
- 体幹トレーニング・EMSによる筋力サポート
- 筋膜リリースや手技療法でのバランス調整
- ラジオ波や温熱など物理療法の併用
「薬がもらえなくなったから終わり」ではなく、「じゃあ、どうすれば自分の体をもっと良くできるか?」を一緒に考えていきませんか?
■ まとめ|湿布も活かしつつ、治せる体を育てよう
整形外科で湿布や痛み止めが出にくくなっている背景には、医療費の見直しや副作用対策があります。
それは、患者さん自身が「治る力」を育てる必要がある時代になったということでもあります。
湿布を使うのは悪くありません。でもそれは“応急処置”であり、“解決策”ではないのです。
渋谷区恵比寿・広尾エリアで、「薬に頼りたくない」「湿布ではもう限界…」と感じている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなた自身の体の力で、痛みのない毎日を取り戻しましょう。