理学療法士が解説|外反母趾の誤解と本当の原因|恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)
理学療法士が解説|外反母趾の誤解と本当の原因
こんにちは、恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)の佐久間です!
今回は、足の2大トラブルのひとつとも言われる「外反母趾」について、誤解されやすいポイントや正しいケア方法まで、徹底的に解説していきます。
外反母趾のよくある誤解と本当の原因
外反母趾の主な原因として、「ハイヒールやつま先の細い靴の履きすぎ」がよく挙げられます。確かにそれも一因にはなりますが、それだけではありません。
本当の原因は「足首(距骨)の内倒れ」、つまり過回内と呼ばれる状態です。
足首が内側に倒れることで足の甲の骨が落ち込み、それに伴い前足部が開き、指が真ん中に寄ってくるというメカニズムで外反母趾が進行します。
外反母趾になりやすいその他の要因
- 遺伝的要素:家族に外反母趾の人がいると、足の骨格や関節の柔軟性に影響する可能性があります。
- 筋力低下:特に足底や足指を動かす筋肉の低下が進行に関与します。
- 扁平足:足のアーチが崩れることで足首の不安定性が増し、過回内が進みやすくなります。
- 長時間の立ち仕事:足に負担がかかり続けることで、アライメントに影響が出ることがあります。
ラジオ波による筋膜リリースで足首の柔軟性改善
足首周辺の筋膜や軟部組織が硬くなると、可動性が低下し、結果的に過回内足のリスクが高まります。
当院ではラジオ波による筋膜リリースを行い、足首周囲の柔軟性を高め、回内足の改善にアプローチしています。これにより足のアライメントが整い、外反母趾の進行抑制にもつながります。
指先のケアよりも足首の安定が重要
多くの方が外反母趾という名前から「親指に原因がある」と思いがちですが、本質的には足首や足のアーチ構造に原因があります。
当院では、親指だけでなく、足首の安定性・足底の筋力・足指を動かす筋肉の働きにも注目しながら施術を行います。
足底・足指の筋力低下とその改善
外反母趾の方は、足底筋群や足趾の屈曲・伸展筋が弱っているケースが多く見受けられます。
そのため、当院ではハイボルテージの電気治療器を使用して、足底筋・足指の一つひとつの筋肉に対して適切な刺激を与え、筋力を再活性化していきます。
外反母趾の痛みは「摩擦」が原因?
外反母趾の痛みは、「圧迫されているから痛い」と思われがちですが、実際には摩擦による刺激が原因のことが多いです。
大きめの靴を履いたり、靴ひもを緩めたりしていると、足が靴の中で動いてしまい、摩擦が起きてしまいます。
正しい靴の選び方・履き方
以下のポイントが重要です:
- 自分の足のサイズに合った靴を選ぶ
- かかとがしっかりフィットし、足の甲も安定する靴を選ぶ
- 紐がある靴はしっかり結ぶ
当院の施術アプローチ
当院では、外反母趾の改善に向けて以下のような施術を行っています:
- 足首の過回内を調整する整体施術
- ハイボルテージによる筋刺激療法(足底筋・足指筋など)
- ラジオ波による筋膜リリース(足首・足部)
- 立位・歩行の評価と改善指導
- 日常で行えるセルフケアのアドバイス
まとめ
- 外反母趾の本当の原因は「足首の内倒れ」
- 痛みの原因は「摩擦」である
- 足底筋・足指筋の筋力低下も関係し、電気治療器などで回復を図る
- ラジオ波で足首周囲の柔軟性を改善し、回内足を防ぐ
- 正しい靴選びと履き方が予防・改善には不可欠
- 遺伝・扁平足・立ち仕事などのリスク因子にも注意
当院では、症状の根本改善と再発予防を目指した施術を行っております。外反母趾でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
📍さくま整体院(接骨院併設)
- 院長:佐久間裕二(理学療法士・柔道整復師)
- 住所:東京都渋谷区恵比寿3-2-9 光陽ビル101
- 電話:03-6277-4052
- 受付時間:平日 10:00〜13:00/15:00〜20:00
- 休診:土曜午後・日曜