病院や整形外科で「異常ありません」と言われる本当の意味とは?

病院や整形外科で「異常ありません」と言われる本当の意味とは?
つらい症状があるのになぜ?患者さんが知るべき大切なポイント
「画像では異常ありませんね。」
病院や整形外科に行くと、よく耳にする言葉です。
しかし、実際には痛くて生活に支障があるのに、なぜ“異常なし”になるのか?
患者さんなら、一度は疑問に感じたことがあるはずです。
そして私自身も過去に患者として整形外科に通っていた際、
レントゲンやMRIで「異常ありません」と言われ、戸惑った経験があります。
「異常ありません」とは“症状が存在しない”という意味ではない
まず誤解してほしくないのは、医師が言う「異常なし」とは、
▶ 命に関わる重篤な病気や、手術が必要なレベルの問題はない
という医学的な判断であるということです。
例えば以下のような危険な状態がないことを指します。
- 骨折・脱臼
- 重度の椎間板ヘルニア
- 腫瘍・感染症の疑い
- 靭帯断裂など明らかな組織損傷
つまり、医師はあなたの体を守るために、まず最優先で「危険性の有無」を判断してくれているのです。
レントゲンとMRIの役割を知ると、「異常なし」の意味がわかる
● レントゲンでわかること
・骨の形
・骨折の有無
・骨と骨の隙間(関節の状態)
● MRIでわかること
・椎間板、靭帯、筋肉などの軟部組織
・炎症反応
・水分量の変化
しかし、どちらの検査でも
「機能(どう動いているか)」までは映りません。
そのため、画像上は問題なくても…
- 筋肉の硬さ
- 姿勢の崩れ
- 関節の動きの悪さ
- 筋膜の癒着
- 日常動作のクセ
- インナーマッスルの弱さ
こういった“機能的な原因”による痛みは、画像では捉えられないのです。
医師が「異常なし」と言うのは、決して軽視ではない
ここは非常に強調しておきたい部分です。
整形外科の先生方は、患者さんの症状を軽く見ているわけではありません。
診察時間は短く、限られた時間で
「危険があるかどうか」
を最優先で判断します。
だからこそ「異常なし」と伝えるのは、
▶ 危険ではありませんよ
▶ 手術が必要な状態ではありませんよ
という、むしろ「安心していい」というメッセージなのです。
私自身の体験:画像では正常でも痛みは本当に辛かった
私も過去に事故に遭った際、何度か整形外科に通っていました。
その時、医師から言われた言葉は、
「画像上は異常ありませんね」
しかし現実は…
- 夜も眠れないほど痛い
- 仕事に集中できない
- 将来への不安が大きい
そんな状態でした。
当時は「どうしてこんなに痛いのに…?」と悩みましたが、今振り返るとわかります。
痛みの多くは“機能の問題”であり、画像では映らないものだったのです。
そしてこの経験が、私が現在、筋膜や関節・姿勢・動作などの
「機能的アプローチ」にこだわる大きな理由になっています。
では、画像に異常がないのに痛いときはどうすれば良い?
① 危険な病気が否定された → まずは安心してOK
② 次に見るべきは “機能面の問題”
姿勢・筋肉の状態・関節の可動域・筋膜の滑走などは、
画像では判断できません。
③ 機能改善を行うことで、症状が変わるケースが多い
- 筋膜リリース
- 関節モビライゼーション
- 姿勢改善エクササイズ
- インナーマッスルの再教育
- 日常動作の改善
これらを行うことで、長年の痛みやしびれが改善する方はたくさんいらっしゃいます。
まとめ:「異常なし」はゴールではなく、スタートライン
最後にもう一度ポイントを整理します。
- 「異常なし」=危険がないという医学的な安心材料
- 痛みがあるのはあなたの勘違いではない
- 画像に写らない“機能の問題”が隠れていることが多い
- 整形外科の先生は決して軽視しているわけではない
- その後は、機能評価・改善が得意な専門家に任せると改善の道が開ける
つらい痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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