【保存版】交通事故のケガ一覧と対処法|むち打ち・打撲・捻挫・骨折まで徹底解説
【保存版】交通事故のケガ一覧と対処法|むち打ち・打撲・捻挫・骨折まで徹底解説
「交通事故にはどのようなケガがありますか?」という疑問に、施術・リハビリの現場目線で要点を凝縮。
症状の特徴・受診の目安・回復のコツまで、後遺症を残さないためのチェックリスト付きでわかりやすく解説します。
1.交通事故で多いケガの種類
ケガの種類 | 主な部位 | 特徴 |
---|---|---|
むち打ち(頚椎捻挫) | 首・肩・背中 | 追突で頭部が前後にしなる。数時間〜翌日以降に悪化しやすい。 |
腰部捻挫・背部痛 | 腰・背中 | シートベルト・衝撃で筋膜や靭帯に負荷。動作開始時痛。 |
打撲(コンタージョン) | 肩・膝・肘・胸部 | 内出血・腫れ。押すと痛い・可動域低下。 |
骨折・疲労骨折 | 鎖骨・肋骨・手首・足首 など | 腫脹・変形・荷重痛。早期の画像評価が重要。 |
脱臼・靭帯損傷 | 肩関節・膝関節・足関節 | 不安定感・引っかかり感。固定と段階的運動がカギ。 |
神経症状 | 首〜腕、腰〜脚 | しびれ・筋力低下・感覚鈍麻。姿勢で増悪することも。 |
顎関節・胸郭の不調 | 顎・肋骨・胸郭 | 噛みしめ、呼吸浅さ。筋膜の癒着で痛みが遷延。 |
頭部外傷・脳震盪 | 頭部 | 頭痛・めまい・吐き気。当日〜翌日に出現することあり。 |
心理的ストレス | — | 不安・睡眠障害。疼痛の慢性化に影響。 |
2.見逃しNG!主な症状とサイン
- 首・肩の痛み/重だるさ、動かしにくい、朝起きると悪化。
- 頭痛・めまい・吐き気・耳鳴り、集中力低下。
- 腰痛・背部痛、長時間座位で増悪・立ち上がり始動痛。
- 手足のしびれ・筋力低下・感覚鈍麻。
- 胸の痛み・息苦しさ(肋骨・胸郭の打撲/骨折の可能性)。
ワンポイント:
事故直後はアドレナリンで痛みを感じにくく、翌日以降に症状が強まることが多いです。軽症でも医療機関での評価を推奨します。
事故直後はアドレナリンで痛みを感じにくく、翌日以降に症状が強まることが多いです。軽症でも医療機関での評価を推奨します。
3.事故直後の正しい対処(チェックリスト)
- 安全確保・警察連絡・相手方情報の交換(免許証・保険)。
- 受診(整形外科等)…レントゲン/必要に応じMRI・超音波。
- 診断書の取得(症状名を明確に)。
- 保険会社へ連絡・通院先の共有。
- 痛み日誌/業務・家事支障の記録(後遺症対策)。
4.医療機関・リハビリの流れ
- 急性期:安静・固定・鎮痛(必要時)。腫脹管理・患部保護。
- 亜急性期:筋膜リリース・関節可動域改善・姿勢再教育・呼吸改善。
- 回復期:体幹・肩甲帯・骨盤の安定化、段階的な筋力/神経リハ。
5.後遺症を残さない5つのポイント
- 初期評価を省かない(見逃し予防)。
- 痛みがゼロでも可動域・筋力・日常動作を確認。
- 首・胸郭・骨盤の姿勢連鎖を整える(再発予防)。
- 睡眠・栄養・ストレス管理(治癒促進)。
- 通院内容と経過を記録(保険・補償の根拠)。
6.よくある質問(FAQ)
Q1.むち打ちはどのくらいで良くなりますか?
個人差はありますが、急性期2〜4週間で痛みは軽減し、可動域・筋力の回復に1〜3か月を要することが多いです。適切な評価と段階的リハが鍵です。
Q2.整形外科と整体/接骨院、どちらに行けばいい?
まずは整形外科で医師の診断を受け、骨折・重篤所見の有無を確認。並行して筋膜・関節可動域・姿勢の改善を図ると、回復がスムーズです。
Q3.しびれがあります。危険ですか?
進行する筋力低下・排尿排便の異常・夜間痛がある場合は速やかに医療機関へ。軽度でも神経根の滑走性や姿勢で悪化するため、早期介入を推奨します。
Q4.通院頻度は?仕事しながらでも大丈夫?
急性期は週2〜3回、亜急性期以降は症状に合わせて調整。デスクワークの方は、1時間ごとの姿勢リセットと簡易エクササイズを推奨します。
Q5.保険や補償はどうなりますか?
自賠責・任意保険の適用可否や手続きはケースにより異なります。受診日・通院内容・日常生活の支障を記録しておくとスムーズです。
交通事故後の不調は「初期対応」と「段階的リハ」で差が出ます
首・腰・しびれ・頭痛・顎・胸郭の違和感など、少しでも不安があれば早めのご相談を。検査結果を踏まえ、筋膜リリース×姿勢・動作再教育で根本改善を目指します。