【体験談3】変形性膝関節症と私の現在地|恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)
【体験談3】変形性膝関節症と私の現在地 〜野球復帰を目指して“無理なく科学的に”取り組む日々〜
こんにちは。恵比寿のさくま整体院(接骨院併設)院長の佐久間です。
前回の体験談2では
- 変形性膝関節症は進行性でも、良くなる余地は十分にある
- 「崩さず管理すること」が治療の現実的なゴール
というお話をしました。
今回は、実際に私が今どのように日々取り組んでいるのかを、もう少し詳しくお伝えしていきます。
◎私の目標は「野球をもう一度プレーすること」
私は今、キャッチャーとして野球の試合に戻ることを目標にしています。
整形外科の主治医からは「キャッチャーは膝に負担が大きいので難しいのでは…」とも言われましたが、野球は私の生きがいでもあります。
だからこそ、決して無茶はせず、科学的根拠に基づきながら安全にリハビリやセルフケアを続けています。
◎「若いから良くなっているわけではありません」
時々、患者様から
- 「先生は47歳とまだ若いから…」
- 「元々運動が得意だからリハビリがうまくいくのでは?」
といったお声をいただきます。
確かに体力が助けになる面もありますが、リハビリは“年齢や体力に合わせて調整”して行うものです。
私自身も無理をせず、科学的根拠に基づき段階的に継続してきました。
どなたでも「自分に合ったペース」で改善は目指せますので、安心してご相談ください。
◎正直にお伝えしたい「甘い言葉に惑わされないでほしい」
最近はネットでもよく見かけます:
- 「3回通えば治ります!」
- 「1ヶ月で膝の痛みがゼロに!」
- 「たった○○するだけで軟骨が再生!」
本当に困っている方にとっては非常に魅力的に感じます。
ですが、そんな短期間で根本改善するケースは極めて稀です。
もちろん軽度の痛みなら早く落ち着くこともありますが、ある程度進行した変形性膝関節症は継続的なケアが一番の近道だと私は思っています。
◎私が実際に行っているケア内容
① 筋膜リリース(ラジオ波による深部アプローチ)
膝周囲や下肢全体の筋膜の滑走を改善し、膝の動きをスムーズに保つことが日々の大前提です。ラジオ波施術で深部の癒着をリセットしています。
② 股関節・足関節の可動域訓練
膝は常に股関節や足首の動きの影響を受けます。特にキャッチャーの構えでは股関節の柔軟性が重要です。
③ 体幹・インナーマッスル強化
EMSなども活用し、安定した下半身動作のための体幹強化を続けています。
④ 動作の質に徹底的にこだわる
しゃがみ方・立ち上がり方など膝に負担をかけにくいフォームを常に意識しています。
◎「無理をしない」が最大の原則
膝はやればやるほど良くなる臓器ではありません。
適切な刺激・適切な量・適切な休息を守り続けることが何より大切です。
科学的にコントロールしながら挑戦しているからこそ、今も目標に近づけています。
◎進行性疾患でも「未来は作れる」
確かに変形性膝関節症は進行性です。ですが、適切な施術・リハビリ・セルフケアを早期から実践すれば、悪化のスピードは大きく遅らせられます。
私も諦めず継続してきた積み重ねが、今の日常生活を支えてくれています。
◎まとめ
- 変形性膝関節症は「管理型疾患」=日々のケアが命
- 甘い言葉に惑わされず、現実を受け止めて前向きに積み重ねる
- 筋膜リリース・関節可動域訓練・インナーマッスル強化を継続
- 科学的根拠に基づき、身体の状態に合わせた「無理のない挑戦」を続けている
- 患者様お一人おひとりに合ったプランをご提案
▶ 次回の体験談4へ
次回は、実際に当院で変形性膝関節症の患者様が改善した症例を詳しくご紹介予定です。